・今、いじめの問題がクローズアップされています。いじめを受けて自ら死を選んでしまう若者が多いことに日本中が大きな動揺をうけています。それにはいろいろな問題があることは確かですが、最終的にいじめを受けている方がどこにも助けを呼ぶことができず，孤独の中で一人寂しく自分の命を絶ってしまうところに、強い危機感を憶えます。前回のデータでお示ししたように多くの日本人が孤独なのです。

・今ひそかに流行っている曲に“君は愛されるため生まれた”という歌があります。これは韓国で生まれたコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックで、韓流スターのペ・ヨンジュンが大変好んで聞いていると言うことでも評判になっているようです。現在、コマーシャルや天気予報のBGMにも使われている大変素晴らしい曲ですが，この曲ができる背景にあった実に感動的な物語についてはあまり知られていないようです。 

・それは、韓国のある大学で教育を専攻していたイ・チソンという女子学生が卒業を目前にして交通事故に巻き込まれ，全身５２％の火傷を負うという大事故でした。必死の治療の結果かろうじて命はとりとめたものの、ミス・キャンパスと言われた美貌が大きなケロイドのため全く失われてしまったのです。多くの人々が顔をそむけ、大好きな子どもたちも「化けもの」と言って逃げてしまうような姿になってしまいました。 

 ・彼女は自分の運命を呪い，死を願うこともありましたが，やがてキリスト教の信仰に目覚めこの逆境をむしろ感謝を持って受けとめることができる様になったというのです。家族や友人、そして何よりも創造主なる神に自分がこよなく愛されていると言うことをはっきり自覚できたのです。今まで見えなかったことが見えるようになったと言って，今では以前の姿には戻りたくないとまで言っているのです。この彼女の証しに感動した青年が作詞・作曲したのがこの曲なのです。“君は愛されるために生まれた”、ぜひこの曲を味わって頂きたいと思います。君は愛されるため生まれた　　君の生涯は愛で満ちている

    君は愛されるため生まれた　　君の生涯は愛で満ちている

    永遠の神の愛は　　　我らの出会いの中で実を結ぶ

    君の存在がわたしには　　どれほどおおきな喜びでしょう

    君は愛されるため生まれた　　今もその愛 受けている

    君は愛されるため生まれた　　　今もその愛 受けている