『救い主誕生の約束』
はじめに
本日は、アドベント第二週の礼拝です。主イエスの生まれるおよそ七百年前に預言された、救い主誕生の約束をみてまいります。
Ⅰ.闇の中を歩んでいた民が大きな光を見る
主はイザヤを通して、「闇の中を歩んでいた民は大きな光を見る。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が輝く。」と語られました。「大きな光」とは、救い主のことです。また、その救いは、人々からは軽んじられ、誰も見向きもしないガリラヤ地方から始まると告げられました(ヨハネ1:46、7:41、52)。
一般的に、教会も私たちクリスチャン一人ひとりも、小さくて力がないように見えることがあるでしょう。しかし、主なる神は、人の見る視点とは違って、主のみ心に従ってみ業をなされるのです。主のみ業、ご計画は人の思いや計画とは違ったところから始まり、見えないところから始まります(へブル11:3)。見えない神のみ言葉の光に照らされて歩み続けましょう。
Ⅱ.始まりは小さくても
聖書は、救い主は、力強い軍隊や権勢によるのではなく、「ひとりのみどりご」(嬰児)として誕生すると告げます。神の救いは、赤子の誕生から始まって、主を信じる者の共同体である教会を通して全世界へと宣べ伝えられて行きました。教会は、み言葉と聖霊によって建て上げられて行きます。主イエスのバプテスマにあずかった一人ひとりは、主イエスの愛に応えて、み言葉を土台にして互いに支え合い、小さな愛を通して神の国を証しする者とされています(エペソ4:16)。見た目には小さな始まりであっても、神の偉大な救いは大きく拡がって行きました。同じ様に、私たちの祈りや奉仕、証は小さくても、神の大きな働きにつながることを覚えましょう。
Ⅲ.私たちと共におられる主
聖書は、救い主のことを「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼んで、そのご性質や働きを示しています(イザヤ9:6)。この救い主は、神の約束の通りにユダヤのベツレヘムで生まれてくださいました(ルカ2:1-20)。そして、全ての人の救いのために、十字架による贖いの業を成し遂げてくださいました。
主イエスは、インマヌエル(「神が私たちとともにおられる」という意味)と呼ばれるお方です。神は約束の通り、闇の中を歩んでいた私たちに、今もキリストという「大いなる光」を与えてくださっています。そして、「死の陰の地に住んでいた」私たちの上に「光」を輝かせてくださっています。この素晴らしい主と共に歩み、主を私たちの隣人に証して行きましょう。
おわりに
キリストの誕生は、その七百年も前にイザヤの預言によって示されていました。主イエスの十字架の贖いによって、救いは成し遂げられました。これによって、闇の中を歩んでいた民に大きな光が差し込み、「死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が輝」きました。この時期、私たちはこの救い主が再び来られる備えをしつつ、救い主を証しする者として歩み続けましょう。

