『救い主の約束』
はじめに
本日はアドベント第一週の礼拝です。神が人の救いのために、御子イエスを遣わしてくださったことをもうひとたび覚え、神の御名をたたえる時としましょう。
Ⅰ.罪という隔ての壁を砕かれた主イエス
神に造られた最初の人間アダムとエバは、「蛇」の巧妙な誘惑によって、神に背く罪を犯しました。彼らは、神が禁じた「善悪の知識の木」から食べたのです。これは、神の下で、神に従って生きることをやめ、自分が主人になって、自分の意志を最優先して生きようとしたことを表しています。これが人間の罪の本質です。この結果、人には死が入り、エデンの園から追放されることとなったのです。
主イエスは、父なる神と私たちの罪という隔ての壁を、十字架によって打ち壊してくださいました(エペソ2:14)。主イエスを信じる者はだれでも、罪赦され、神の子とされ、永遠の命に生きる者とされるのです(ヨハネ3:16)。
Ⅱ.罪人を憐れまれる神
エデンの園は、人が、神のもとで、その守りと養いを受けて生きる場所でした。最初の人間は、神に背き、神を抜きに自分で生きようとしたため、自分で園から出て行くこととなったのです。神に背き園を出ることで、祝福と命、あらゆる善きものの根源である神から離れてしまったため、神の裁きと死の呪いが降りかかります。
神は、人間(アダムとエバ)に対して、それぞれ裁きを与えました。しかし、神はその様な彼らであっても見捨てられませんでした。彼らをエデンの園から追放するに当って、「皮の衣」を作って着せられたのです。この「皮の衣」は、これから生きていかなければならない人たちに与えた身支度です。主なる神が最初から願っておられることは、神から離れてしまった人たちが、神に立ち返って生きることなのです(エゼキエル18:32)。今でも、主なる神は、人々の心の外に立って、戸をたたいておられます。だれでも、主イエスの声を聞いて戸を開けるなら、主はその人のところに入って共に食事をし、その人も主と共に食事をすることになるのです(黙示録3:20)。
Ⅲ.全てに勝利された主イエス・キリスト
神は、「蛇」(サタンとか、悪霊と呼ばれるもの)を厳しくさばきます。「わたしは敵意を、おまえと女の間に、おまえの子孫と女の子孫の間に置く。彼はおまえの頭を打ち、おまえは彼のかかとを打つ。」(創3:15)と言われました。
この約束は、神の御子イエス・キリストにおいて成就しました。人となって世に来られた主は、十字架で人の罪の裁きの身代わりとなって死なれました。しかし、死んで三日目に復活されました。主は、「死」にさえも勝利されたのです。最初の人たちが罪を犯した時点で、主なる神は、人類の救いのご計画を示し、歴史において救いの道を開いてくださいました。人を救うという神のご計画の中に、私たちも入れられていることを覚えて、主の御名をほめたたえましょう。そして、まだ主イエスを知らない隣人たちのために、キリストを宣べ伝えて行きましょう。
おわりに
神の人類の救済計画は、最初の人間が罪を犯してしまった時点から始まっていました。クリスマスは、その神の救いの計画が主イエスのご降誕を通して成就した時です。この素晴らしい救い主を崇め、主を宣べ伝えて行きましょう。

