『福音の真理』
はじめに
本日は、福音の真理に留まり続ける幸いをみてまいります。
Ⅰ.エルサレム訪問の目的
パウロは、自分たちが伝えた福音が真実であることを示すために、バルナバとテトスを一緒に連れてエルサレム会議(使徒会議)に出席した時のことを語ります(使徒15:1-29)。その会議で確認されたことは、神がユダヤ人や異邦人の区別なく主イエスによる救いを与え、聖霊を与えて下さるということ。ゆえに、人は律法の行いではなく、信仰によって救われるということでした。
パウロは、この会議の結果を語ることで、主イエスの啓示によって受けた福音(ガラテヤ1:11ー12)が、個人の主観によるものではなく、主のご計画であり、聖霊の働きであるということを示したのです。この会議で確認されたことは、今日の人々にも与えられています。イエス・キリストを信じる者はだれでも救われるのです。
Ⅱ.変わることのない福音の真理
パウロは、ユダヤ教の伝統と習慣が残るエルサレム教会に、異邦人(ギリシャ人)クリスチャンであるテトスを連れて行きました。エルサレム教会は、割礼を受けていないテトスをキリスト者として受け入れたのでした(ガラテヤ2:3)。これは、エルサレム教会が、救いは信仰のみによることで、律法の行いによるのではないということを受け入れ信じていたということを意味していました。
神の福音の真実は、場所や時を超えて変わることがありません。当時の中心的な二つの教会、ユダヤ人中心のエルサレム教会と異邦人が中心のアンティオキア教会のそれぞれが、救いは十字架の贖いを成し遂げてくださった主イエスを信じる信仰によるということを信じていたのです。神の真実と神のみ言葉は、時代を超えて決して変わることはなく、あらゆる国の人々に救いをもたらします。この不変の神の福音によって、全ての人々に救いが与えられているのです。主の救いをいただいた私たちは、あらゆる機会を用いて、福音を宣べ伝えましょう。
Ⅲ.福音の真理は人を自由にする
パウロは、福音の真理がガラテヤの諸教会の人々のうちに保たれるために、「一時も彼ら(偽兄弟たち)に譲歩したり屈服したりすることはありませんでした。」と語っています。彼は「福音の真理」が、ガラテヤのクリスチャンたちのもとに留まり続けることを切に願っていたのです。
今日も福音の真理から私たちを離そうとするものが、様々な形で襲いかかってきます。だからこそ、主イエスを仰ぎ望み、み言葉と聖霊の導きを求めて「福音の真理」に留まり続けましょう(エペソ6:12)。私たちは主イエスの十字架の贖いによって、主を信じて罪赦されて、罪の奴隷から自由な者へと変えられたのです。主の救いを受けて神の民とされたのですから、益々主に仕えて、自分自身を主のための生きた聖なるささげものとして捧げ、主と共に歩み続けましょう(ローマ12:1)。
おわりに
私たちが「福音の真理」にとどまるとき、罪の奴隷から解放され、主イエスに結ばれて自由に生きる者とされます。主イエスが十字架によって罪に打ち勝ってくださったからです。主イエスを心に迎え入れ、主に留まり続けましょう。

