『神のおことばどおりに』
はじめに
本日はクリスマス礼拝です。主イエス・キリストの御降誕を感謝すると共に、再び来られる主を待ち望む時としましょう。
Ⅰ.主こそまことの統治者
主イエスは、ローマ皇帝アウグストゥスの統治下、キリニウスがシリアの総督の時代に生れました。皇帝の勅令である住民登録のため、主の両親はガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムへと旅をしたのです。
御子がベツレヘムで生れることは、旧約聖書で預言者たちを通して語られてきた約束でした(ミカ5:2)。神は歴史を支配して、ご自身の御旨を為して下さっています。今の時代に生かされている私たちも、主なる神がその主権と力をもって世の全てを支配し、どのように厳しい現実の中においても、救いの御業を成し遂げて下さるお方であることを覚えましょう。神こそ、王の王、主の主です。
Ⅱ.最初に救い主の誕生を知らされた羊飼いたち
主なる神が、救い主の誕生を最初に知らせたのは、羊飼いたちでした。羊飼いは、当時の社会において比較的貧しい部類の人々であり、ごく普通の人々でした。
救い主の誕生が最初に羊飼いたちに告げられたのは、神が全ての人を分け隔てせずに救いに招いてくださっていることのしるしです。突然、神に語りかけられて恐れる羊飼いたちに、御使いは「恐れることはありません。」と語って救い主の誕生を知らせます。今も主は、私たち一人一人に救い主イエスが共にいると約束してくださっています。主イエスの招きに応えて、主を心に迎え入れましょう。
Ⅲ.天には神の栄光、地には平和
羊飼いたちは、御使いの言葉を聞いて救い主の誕生を見に行き「飼葉桶に寝ているみどりごを捜し当て」ました。彼らは、「見聞きしたことがすべて御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行き」ました。彼らは生れた救い主を見て、救い主は自分たちのためであることを受け止めたのでした。
羊飼いたちの賛美は、「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」という御使いたちのものと同じと言われています。父なる神は、その愛の故に私たちのためにひとり子さえ惜しまず十字架による救いを与えて下さいました。主の十字架の贖いによって、罪を赦された私たちは神との平和を与えられ、「みこころにかなう」者とされ、やがて終わりの日に神の御国を受け継ぐ者とされました。主イエス・キリストの十字架と復活こそ、天における神の栄光と、地における人々の平和を結びつける救いの恵みなのです。
おわりに
主イエスの誕生は、ローマ帝国が支配する当時の世界のただ中で、歴史さえも支配される主なる神によって成されたことでした。その神は今も私たちに「恐れるな」と語って、この時代で私たちに御言葉を語ってくださっています。常に私たちと共におられる主に従って歩み、再臨の主を待ち望みましょう。

