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『神のおことばどおりに』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ルカ1:26-38

はじめに

アドベント第3週です。マリアに語られた神の御言葉について見ます。

Ⅰ.ガリラヤのナザレという町のマリア

御使いガブリエルは、エルサレム神殿に仕える祭司ザカリヤ夫婦に現れた半年後、ガリラヤのナザレという町のマリアに現れました。彼女は、ダビデ王の家系のヨセフという人のいいなずけでしたが、当時ローマ帝国の配下にあったことから、ごく普通の一般人と変わりない人でした。

父なる神は、ごく普通の娘マリアを救い主の母として選ばれたのです。これは、神がその救いをすべての人に与えるようとしておられることを示しています。今日、神は全ての人の救いを願っておられるお方です(Ⅰテモテ2:4)。神の救いの招きを聞いたなら、それに応えて主イエスを救い主として信じ、受け入れようではありませんか。

Ⅱ.先に語られるみことば

御使いはマリアに、「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」と挨拶します。続けてこれから彼女に起こること、成すべきことを告げます。それは、「身ごもって、男の子を産むこと」、「その名をイエスとつける」こと。さらに、その子は「大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれ」、「ダビデの王位が与えられ」、「とこしえにヤコブの家を治め、その支配に終わりはない」ということでした(ルカ1:31-33)

これらの言葉は旧約聖書時代から預言され、人々が待ち望んでいた救い主到来の約束でした。御言葉によって天地を創造された神は、御言葉をもってご自身の御心を示し、すべてのことを成し遂げられます。私たちすべの救いのために、先に預言されていた約束通りに救い主を世に遣わし、十字架によって救いを完成してくださったのです。

Ⅲ.おことばどおり、この身になりますように

突然の神からの言葉に戸惑うマリアに、御使いはしるしと神の真実を伝えます。それは、不妊と言われていた親類のエリサベツが男の子を宿して六ヶ月目であること。そして、神の言葉は必ず成し遂げられるということです(ルカ1:36-37)。これらは、マリアにとって励ましとなりました。彼女は神の言葉に「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」と従います。そして、神のしるしを見るために親類のエリサベツを訪問し神の語られたことが真実であるということを見たのでした。

今も変らない神は、まず御言葉をもって私たちのうちに働いて志を立てさせてくださいます。そして、神の御言葉は必ず成就することを教え導いてくださいます。父なる神は、私たちすべての救いのために、ご自分の御子さえも惜しむことなく十字架の死に渡されました。その神が、どうして、御子とともにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがあるでしょうか(ローマ8:32)。神に信頼する者は幸いです(エレミヤ17:7-8)。

おわりに

御使いの挨拶で、マリアは思いもしなかった恐れに投げ込まれたかのようでした。しかし、彼女は神の御言葉を聞いて、「私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」と、神の言葉を受け入れました。これによって、彼女は神の偉大な救いの御計画の担い手とされたのです。私たちもマリアの信仰に倣って、御言葉に従う幸いに生かされましょう。

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