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『義の若枝、主イエス』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 エレミヤ33:14-26

はじめに

アドベント第二週です。救い主が世に来てくださったのは、神の約束の成就であるということをみてまいります。

Ⅰ.契約を成し遂げられる神

預言者エレミヤは、背信の民ユダの人々に、迫るさばきから逃れるように、悔い改めを何度も告げました。そのために、彼は投獄されてしまいます。しかし、神は「いつくしみの約束を果たす」ことを告げられます。この約束とは「ダビデ契約」(Ⅱサムエル7:12-13)のことで、ダビデのために義の若枝を芽生えさせ、さらにはダビデ王家から救い主が統治する永遠の王国を建てるというものです。

ユダとイスラエルは、バビロンによって一時は滅ぼされますが、後に神は彼らを顧みて国を再建し、民たちが「主は私たちの義」と呼べるようにされたのです。これは、主イエスの最初の来臨で成就し、来るべき主の再臨の時にもたらされる御国の完成をも意味しています。クリスマスの時期、約束を成し遂げられた主のご降誕を感謝しつつ、主が再び来られる約束を信じて主を待ち望みましょう。

Ⅱ.救い主の誕生は神の約束

かつて神は、「ダビデには、イスラエルの家の王座に就く者が断たれることはない。」と語られました。しかし、エホヤキム王の子エコンヤはエレミヤが語る主の言葉を退けたため、彼はバビロンによって滅ぼされてしまいます(エレミヤ22章)。バビロン捕囚によって、ダビデ王家が絶たれてしまったかのように見えますが、そうではなくダビデに対する約束は成されて行きました。そのことは主イエスの系図(マタイ1章、ルカ3章)を通して知ることが出来ます。

神の約束は変わることなく、ダビデの家系から真の王(正義の若枝)を立ててくださったのです。それが御子イエス・キリストです。約束されたことを必ず成し遂げてくださる神に信頼するとき、私たちはどんな状況の中でも勇気と希望を頂くことができることを覚えましょう(ローマ10:11、Ⅰペテロ2:6)。

Ⅲ.神の回復とあわれみ

神が選んだ民(ユダとイスラエル)は、自分たちは神に見捨てられたと絶望していました。しかし、神は「彼らを回復させ、彼らをあわれむ。」と慰めと希望が与えられることを約束されます。具体的には、バビロン捕囚から70年後、神は約束に従ってイスラエルの民を祖国へと帰還させます。神は、ご自身が選んで神と民とした者たちを決して見捨てられなかったのです。

この神の選びは、今のクリスチャンも同じです。神の御子イエス・キリストの十字架の贖いによって、主を信じる者は誰であっても罪を赦され、神の子とされ、永遠の命を受けるのです(エペソ1:4-5)。父なる神の御心は、「神は、すべての人が救われて、真理を知るようになることを望んでおられる」(Ⅰテモテ2:4)ことです。約束を必ず成し遂げられる神に信頼し、神の救いの招きに応えましょう。

おわりに

神の約束は、どんなことがあっても絶対に変わることなく成し遂げられます。神の御言葉の約束を堅く信じて、主と共に歩んで行きましょう。主は私たちの救いであり、常に共に居て下さるお方なのですから。

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