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『福音にふさわしく生きる』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ピリピ1:9-21、27-30

はじめに

本日は、福音にふさわしく生活する幸いについて見てまいります。

Ⅰ.パウロの祈り

パウロは、ピリピ教会に対して祈っています。それは、「あなたがたの愛が、知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり、あなたがたが、大切なことを見分けることができますように」ということです(ピリピ1:9-10)。彼は、ピリピ教会だけではなく、エペソ(エペソ1:15-19)やコロサイ(コロサイ1:9-10)の教会のためにも、同じように祈っています。パウロにとって「大切なこと」とは、福音が伝えられることでした。

この祈りは、全ての教会において必要なものです。十字架に示された神の愛に根ざし、キリストを知る知識において豊にされる時、真に大切なこと、すなわち神の御心を知り、それに生きることを選び取って行くことができるからです。

Ⅱ.生きることはキリスト、死ぬことは益

パウロは、「私にとって生きることはキリスト、死ぬことは益です」(ピリピ1:21)と断言します。彼は、自分の身によってキリストがあがめられることを願い、また自分自身が主のもとに行くことが近いことを知って、どんな困難や艱難、心配事があっても、失望落胆することなく、常に主を喜んでいたのです。彼の願いは、あらゆる仕方で福音が宣べ伝えられることでした(ピリピ1:15-18)。

主の十字架の救いによって、私たちは罪に死んで、キリストの命に生きる者とされました(Ⅱテモテ2:11)。私たちは主のものとされ、主が共におられ、御国への約束の希望が与えられているのですから、この身を通してキリストが証しされることを求めて行きましょう。

Ⅲ.福音にふさわしく生活する

パウロは、主の救いを頂いた者に、「ただキリストの福音にふさわしく生活しなさい」(ピリピ1:27)と命じます。「福音にふさわしく生活する」とは、様々な苦しみや困難があっても、御言葉に堅く立って主イエスを信じ続けることです。全ての聖徒たちが受けた恵みは、「キリストを信じることだけでなく、キリストのために苦しむこと」でもあります(ピリピ1:29)。それは、「苦難は忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出す」からです(ローマ5:3-4)。

私たちはもともと福音にふさわしい者ではありませんでした。しかし、主の十字架の贖いによって、救いを頂き、聖霊によって新しく造りかえられました。これはすべて、主の恵みに拠ることです。主の愛に応えて、ますますキリストの福音にふさわしい者とされましょう。

結 び

ピリピ教会は、パウロと共に福音を宣べ伝えることに携わってきた教会でした。その教会に対して、パウロはさらにキリストの福音にふさわしく生活するように祈り励ましています。私たちも、主の救いの恵みを覚えて、福音を伝え、福音にふさわしく歩む幸いに生かされましょう。

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