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『御霊と真理による礼拝』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ヨハネ4:19-26

はじめに

本日は、神が求めておられる真の礼拝者について見ます。

Ⅰ.渇きを癒す神

サマリアの女性は、主が言われる渇くことのない永遠のいのちへの水を求めました(ヨハネ4:15)。主はそれに対して、「行って、あなたの夫をここに呼んで来なさい」(ヨハネ4:16)と言われます。これは、全く関係のないやりとりのようですが、主は彼女のことをよくご存じで、魂の渇きの根本を見て、癒やしを与えようとされたのです。この女性は、人間どうしの愛を追い求めていく中で、多くの失望や失敗を重ねて、魂が渇ききっていたのです。

父なる神は、私たちが神との愛の交わりに生きるようにと、御子イエスを遣わしてくださいました。主の十字架に、父なる神の愛が示されています。主イエスを心に迎え入れるとき、主は、愛なる神との交わりに私たちを生かし、魂の渇きを癒し、満たしてくださるのです。

Ⅱ.御霊と真理によって神を礼拝する

サマリアの女性は、自分の隠していたことを言われたことで、イエスが預言者だと認めます(ヨハネ4:19)。彼女は、信仰を呼び起こされたことで、先祖たちが論じてきた神を礼拝する場所はどこなのか、イエスに尋ねます(ヨハネ4:20)。主は「まことの礼拝者たちが、御霊と真理によって礼拝する時が来ます」と答えます。これは、礼拝の本質を教えています(ヨハネ4:21-24)。

「御霊と真理によって礼拝する」とは、人の努力や熱心さ、形式によるのではなく、神の御霊によって新しく生まれた者たちが、自分を生きた聖なるささげ物としてささげる礼拝のことです。私たちは主の十字架の贖いによって、神の子とされ「アバ、父よ」と叫ぶ者とされました(ガラテヤ4:6)。神の偉大な愛と救いの恵みを感謝して、主の御名をほめたたえて行きましょう。

Ⅲ.今こそ、主を礼拝する時

主は、御霊と真理によって神を礼拝するのは、主イエスご自身がおられる「今がその時である」と語られます。旧約聖書時代は、定められた方法、場所で礼拝することが決められていました。主が十字架の贖いを成し遂げた後は、「御霊と真理によって」礼拝をささげることが許されたのです。

旧約聖書の礼拝規定は、本体であるイエス・キリストを指し示しており、また主ご自身が律法の規程を全て完成されました(マタイ5:17、エペソ2:15)神は、御子イエスによって、主を信じる者が真の礼拝を捧げることを喜ばれるのです。サマリアの女性に語りかけられた主は、今も生きて私たちに語りかけ、御霊と真理によって礼拝をささげることを求めています。主を喜ぶことは、私たち力です(ネヘミヤ8:10)。

結 び

主イエスは、サマリアの女性を神との真実な交わりに生きる者へと導き、また魂の渇きを癒されました。私たちも今、主の十字架の救いによって、聖霊が与えられ、神との豊かな命溢れる交わりに生かされています。主に感謝して、御霊と真理によって神を礼拝し、偉大な主の救いを証しする者として歩み続けましょう。

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