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『聞いていることに注意しなさい』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 マルコ4:21-25

はじめに

本日は、見えにくい神の支配を知るために、神の言葉を聞くことの幸いを見てまいります。

Ⅰ.「明かり」は主イエス

主イエスは、「明かりを持って来るのは、・・・燭台の上に置くためではありませんか。」(マルコ4:21)とたとえを語られました。「明かり」とは、主イエスご自身のことです(ヨハネ1:9)。主イエスによってもたらされた神の国(神の支配)は、隠されており、見えにくいものでした。しかし、やがて主の救いが成し遂げられ、命の光キリストが現わされることを語られます(マルコ4:22)。

主は、罪ゆえに暗闇となっているこの世に、私たちを照らす命の光として来てくださいました。闇は、どんなに小さな光であっても、それに打ち勝つことはできません(ヨハネ1:4-5)。主イエスという明かりは、私たちを照らす命の光として、導きと平安を与えてくださるのです。

Ⅱ.御言葉に聞く

主は、今は隠されている明かりを、信仰の目をもって見るために、神の御言葉をしっかりと聞くことが必要であると教えられます(マルコ4:23-24)。明かりを「升の下や寝台の下に置く」のではなく「燭台の上に置く」ものであると語られます。これは、「升」という自分の尺度や考えの下に御言葉を置いたり、また「寝台」という自分が安心できるこの世の物を御言葉の上に置くのではなく、神の言葉に照らされて生きるべきことを教えています。

御言葉に聞くとき、「自分が量るその秤」によって聞き方が異なることを教えています。ここでの「秤」とは、理解力の大きさではなく、御言葉を信じて従うことの大きさを表わしています。「信仰は聞くことから始まる」(ローマ10:17)ので、信仰の秤を大きくさせていただき、聞いた神の言葉を信じて、御言葉に伴うしるしと不思議を体験させて頂きましょう。

Ⅲ.恵みを増し加えられるために

主は、私たち一人一人に「信仰の量り」を与えています(ローマ12:3)。その信仰の量りは、私たちがどれほど神の前に高価で尊い、大切な存在であるかを教えるものです(イザヤ43:4)。

私たちは皆、自らの罪のゆえに滅ぼされて当然の存在でした。神は一方的な恵みと憐れみによって、私たちを救いへと導いてくださいました。その神の愛は、ひとり子イエスの十字架の贖いに現わされました。主は、「あなたがたがわたしを選んだのではなく、わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命しました。それは、あなたがたが行って実を結び、その実が残るようになるため、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものをすべて、父が与えてくださるようになるためです。」(ヨハネ15:16)と語られました。主は、私たちが持っているものを取り上げることを願ってはいません。さらに恵みを増し加え、豊かに生きることを願っておられます。十字架と復活の主イエスに出会い、神の愛と御言葉の力に押し出されて歩み続けましょう。

結 び

神の支配は、肉眼ではなかなか見ることができません。それゆえに、主は御言葉を聞くこと、そして「聞いていることに注意しなさい」と励ましてくださいました。私たちは、神の言葉に注意深く聞き、神をますます知る幸いに生き続けましょう。

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