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『世の光、キリスト』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ルカ11:29-36

はじめに

本日は、世の光である主イエスを見上げて歩む幸いを見てまいります。

Ⅰ.主は信仰を求めておられる

主イエスは、群衆に向かって「この時代は悪い時代です」と語り始められます(ルカ11:29)。それは、人々が主の数々の奇蹟を見たにもかかわらず、疑いをもって次々と天からのしるしを求めたからでした。

信仰を喜ばれる主は(ヘブル11:6)、群衆に信じるためのしるしを十分に示されていました。主は、「見ないで信じる人たちは幸いです」(ヨハネ20:29)と語られました。主の救いを頂いた私たちは、信仰によって主を見て、その愛を受けたことを感謝し、栄えに満ちた喜びの中にあることを覚えて、主の御名をほめたたえましょう。

Ⅱ.ヨナやソロモンにまさるもの

主は、人々に御言葉を聞いて信じることの大切さを語られます。主は二つのことを話されます。一つは、ヨナの宣教によって、ニネベの人々が神の前に罪を悔い改めたこと。二つ目は、ソロモン王の知恵を聞くために、地の果てからやって来た南の女王(シェバの女王)のことです(Ⅰ列王記10章)。主は、これらの人々が、異邦人であるにもかかわらず、神の言葉を聞いて神を信じたことで、後の人々に対する救いとさばきの証しとなったことを教えています(ルカ11:31-32)。

主は、ご自身が、御言葉により神を証ししたヨナやソロモンにまさるものであることを示されます。主は、私たち罪人の救いのために、ご自身を十字架に捧げて下さったからです。そして、三日目に死者の中から復活されたのです。この主イエスだけが、神の御子であり唯一人の救い主なのです(使徒4:12)。

Ⅲ.健やかな目で主を見る

主は続けて、「明かり」のたとえを通して、主を受け入れるべきことを教えられます。ここで、「明かり」とは主イエスのことです。「明かり」をどの様に見るかで、見た人の輝きが違ってくるのです。全身が明るく照らされるためには、外に輝いている明かりを、「健やかな目」で見なければなりません。

「悪い時代」は、主イエスという「明かり」が照らされているのに、それを見る「目が悪く」なっていて、暗闇の中をさ迷っている人々のことを示しています。私たちは、もともと「健康な目」、すなわち信仰の目を持っていません。しかし、主を信じる全ての者の内に住んで下さる聖霊は、私たちの目を健全にして、主を見ることができるようにしてくださいます。主は「わたしは世の光です。わたしに従う者は、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます」(ヨハネ8:12)と語られました。「すべての人を照らすまことの光」(ヨハネ1:9)である主を、「健やかな目」をもって見続け、「全身が光に満ちたもの」とさせて頂きましょう。

結 び

私たちは、御言葉と聖霊の助けを頂いて、主イエスを「健全な目」で見つめて「明かり」を内に輝かせて頂きましょう。主イエスという「まことの光」をもって、私たちの隣人を照らし、暗闇の中にある人々に「まことの光」を証しして行きましょう。

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