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『伝えるべき最も大切なこと』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 Ⅰコリント15:1-11

はじめに

本日は、「最も大切なこと」を宣べ伝える幸いとそれを伝えて行く使命を見てまいります。

Ⅰ.福音は語り継がれる

コリント教会の中に、「死者の復活はない」と言う人たちがいました。パウロは、全ての聖徒たちに与えられている究極的な希望である「復活」を教えるために、教会の信仰の「最も大切なこと」を教えます。

「最も大切なこと」である福音は、それを聞いた人々に永遠の救いを与え、キリスト者の群れである教会を生み出す神の力です。パウロは、この福音は人が考えたり作り出したものではなく、先に信仰を与えられていた人々から聞いたことによるものであると語っています(Ⅰコリント15:3)。「信仰は聞くことから始まります」(ローマ10:17)そして、福音は人から人へ、教会から教会へと語り伝えられて行くものです。福音を聞いて、主を救い主として信じた私たちは、この主の救いの良き訪れを隣人に語り伝えて行きましょう。

Ⅱ.伝えるべき「最も大切なこと」

パウロが人から聞き、コリントの人々に伝えた「最も大切なこと」とは次のことです。「キリストは、聖書に書いてあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおりに、三日目によみがえられたこと、また、ケファに現れ、それから十二弟子に現れたことです」(Ⅰコリント15:3-5)。

パウロが教えていることは、救われるために私たちが何を行うべきなのかということではありません。神が、私たちの救いのために何をして下さったかということです。主は、私たちが自分の救いのために何かをする遙か前に、私たちの救いのために必要な全てのこと、すなわち十字架による贖いの御業を成し遂げてくださったのです。これによって、全て主イエスを信じる者は信仰によって救いを頂くことができるのです(ローマ10:13)。教会が語り伝えるべき事、それは主イエスご自身と主が成し遂げてくださった十字架の救いの御業です。

Ⅲ.キリストを宣べ伝える

パウロは、復活された主イエスが、ペテロや12弟子に、さらには五百人以上の兄弟たちに同時に現れてくださり、最後に自分にも現れてくださったことを語ります(Ⅰコリント15:5-8)。彼は、もともとは教会を迫害し、主に激しく敵対していた者で、「使徒と呼ばれるに値しない者」でした。しかし、復活の主が出会ってくださったことで、真の救いに与り、さらには使徒として立てられたのです。それはただ、神の恵みと憐れみに拠ることでした(Ⅰコリント15:10)。彼の内に働かれた神の御業は、今の私たちの内にも働いてくださり、主イエス・キリストとの出会いを与え、罪と死の力に勝利する復活と永遠の命の究極の希望を与えてくださっているのです。この主イエスの福音を時が良くても悪くても宣べ伝えましょう。

結 び

主イエス・キリストの十字架と復活において、神は救いに必要な全てのことを成し遂げてくださいました。主を信じる全ての者は、永遠の命と終わりの日の復活が約束されています。代々の教会が、この主の福音を伝え続けてきたように、私たちも、「最も大切なこと」を語り伝えて行きましょう。

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