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『キリストを心に留める』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 Ⅱテモテ2:8-13

はじめに

本日の聖書箇所から、キリストに心を留める幸いを見てまいります。

Ⅰ.主イエスのことを心に留めなさい

パウロは、「イエス・キリストのことを心に留めていなさい」(Ⅱテモテ2:8)とテモテを励まします。それは、主が私たちの内に居られることで、すべての答えを受けることができるからです。

人となられた主イエスは、「私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯しませんでしたが、すべての点において、私たちと同じように試みにあわれたのです」(ヘブル4:15)。ですから、私たちは、主イエスからあわれみを受け、また恵みをいただいて、折にかなった助けを受けることができるのです(ヘブル4:16)。主の十字架の贖いによって、父なる神を「アバ、父よ」と呼ぶことを許されたのですから、大胆に神の恵みの御座に近づき、主の臨在に伴う幸いを頂こうではありませんか。

Ⅱ.神のことばはつながれていない

パウロは、自分が福音のために苦しみを受け、犯罪者のようにつながれていることを語りました。しかし、つながれることがない神の御言葉のゆえに、彼はすべてのことを耐え忍ぶことができると断言します。それは、神の御言葉によって「キリスト・イエスにある救いを、永遠の栄光とともに受ける」人々がいるからです。

主イエスは、「ご自分の前に置かれた喜びのために、辱めをものともせずに十字架を忍ばれました」。それゆえに、主は神の御座の右に着座されたのです(ヘブル12:2)。神が願っていることを知っていたパウロは(Ⅰテモテ2:4)、神の御心を自分の心として、福音によって救われる人を信仰の目で見て喜び、どんな境遇にあっても満足することができたのです(ピリピ4:11)。聖書は、「耐え忍んでいるなら、キリストとともに王となる」と約束しています。私たちも、福音のために苦しみを覚えることがあっても、つながれることのない御言葉によって主の栄光を受けるという信仰に堅く立たせていただきましょう。

Ⅲ.キリストは常に真実なお方

パウロは、殉教が迫る中、「私たちが、キリストとともに死んだのなら、キリストとともに生きるようになる」(Ⅱテモテ2:11)と語ります。これは、主の復活によって、死の恐れから解放され、永遠の命が与えられていることの希望を示しています。

この永遠の命の約束を信じるなら、この世にあって、キリストと苦難を共にしても、主の約束を信じて耐え忍ぶことができるのです。逆に、この世でキリストにあって受ける苦しみを回避しようとして、福音を恥として主を否むなら、主もその人を否まれるのです(Ⅱテモテ2:12、マタイ10:33)。主は常に真実なお方で、約束を必ず成し遂げてくださいます。主に信頼して、主と共に歩み続けましょう。今の時の「私たちの一時の軽い苦難は、それとは比べものにならないほど重い永遠の栄光を、私たちにもたらすのです」(Ⅱコリント4:17)から。

結 び

パウロは、「イエス・キリストのことを心に留めていなさい」とテモテを励まします。主が共に居てくださることこそが、真の幸いであり、すべてのすべてだからです。それは、人となられた主イエスは、私たちのことをよくご存じで、折にかなった助けを与えてくださるからです。主の御名を呼び求めましょう。

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