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『聖霊による神の民』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ローマ2:17-29

はじめに

本日は、主イエスの十字架の贖いによって、聖霊による神の民とされた幸いを見てまいります。

Ⅰ.神の言葉を聞いて従う幸い

神はユダヤ人を選び、彼らを通して全人類にご自身を示され、神の救いを伝えるように御計画されました。ユダヤ人たちは神の律法を委ねられ、神の御心が何であるかを教えられたのです。しかし、彼らは律法を教えていながら、自分たちは神の御心を行っていなかったのです(ローマ2:17-20)。パウロは、単に律法を持って知っているというだけでは無意味であると指摘しました。

私たちも同様に、聖書の御言葉を単に知っているだけではなく、まず自分自身がそれに生きる者であるべきです。主イエスは、「いや、幸いなのは、神のことばを聞いてそれを守る人たちです。」(ルカ11:28)と言われています。

Ⅱ.御霊による心の割礼を受けた者

パウロは律法の次に、ユダヤ人の誇りとしている割礼のことについて語ります。割礼も、ユダヤ人にとって自分が神の民であることの大切なしるしでした(創世記17:10)。パウロは、割礼という「しるし」が、律法に従う生活という「実質」と結び付いていなければ意味がないと教えます(ローマ2:25-27)。

聖書は、割礼という「しるし」と、律法に従う生活という「実質」とが結び付いているのが神の民の真の姿であることを教えています。今は、外見的なことではなく、聖霊によって、心の中に主イエスを迎えているのが真のクリスチャンです。「心の割礼」、すなわち主イエスを救い主と信じて心に受け入れる者こそ真の神の民であることを覚えましょう(申命記10:1630:6ローマ2:29)。

Ⅲ.人からではなく、神から来る誉れ

主なる神は、ユダヤ人を含めて全ての者が、主の前に「心の割礼」を受けた、真の神の民となるために、御子イエス・キリストを遣わしてくださいました。神に対する罪のさばきを、主イエスが、私たちの身代わりとなって十字架上で受けて下さり、罪ののろいと死を受けてくださったのです。

「文字ではなく、御霊による、心の割礼こそ割礼です。その誉れは、人からではなく、神から来るものです。」(ローマ2:29)私たちの救いに必要なもの全ては、神から出たことです。また、心に割礼を授けて、神の御心を行うことができるようにして下さるのも、神が聖霊によって成して下さることです。聖霊による「心の割礼」を受け、霊による神の民とされたことを感謝して、さらに御言葉に堅く立ち、御霊の導きに聞き従ってまいりましょう。それこそが、主に栄光を返す生き方であることを覚えましょう。

結 び

主なる神は、私たちの心の内側の実質を見ておられます。聖霊は、私たちの思いを主の十字架へと向けてくださり、主と共に歩む幸いへと導き続けてくださいます。主の十字架の贖いによって、私たちは「心の割礼」を受け、神の民とされたことをいつも感謝しましょう。

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