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『神の召命に応える』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 出エジプト4:1-17

はじめに

本日の聖書箇所から、モーセの召命をみてまいります。

Ⅰ.神の召しに応える

神は、エジプトにいるイスラエルの民を救うために、モーセを遣わそうと召されました。しかし、モーセは様々な理由を言って断ります(出3:11、13、4:1)。神はそんな彼に対して、三つのしるしを与えられました(出4:2-9)。それでも神の召しを拒むモーセに対して、主は怒られ(出4:14)、彼の兄アロンを助け手として共に遣わすことを約束されたのです。

神は、「だれを遣わそう。だれが、われわれのために行くだろう」と、あなたにも神の業のために招いておられます。モーセのように、様々な理由をつけて主の招きを拒むのではなく、「ここに、私がおります。私を遣わしてください。」と、神の招きに応えようではありませんか(イザヤ6:8)。

Ⅱ.私たちに与えられている神の杖

モーセは、神の召命の御声に従って、エジプトに向かう決心をします。彼は、主の導きに従って妻や息子たちを連れて、エジプトの地へ行きました。その時、彼は手に神の杖を持っていました。この杖は、以前は羊飼いとして用いていたものでしたが、今は神に仕える者としての杖です。モーセは、この杖で数々のしるしを行ったのでした。神はモーセの杖を通して、イスラエルに神の愛、神の救いと力を現して下さいました。

私たちにも、モーセが持っていた「神の杖」が与えられています。それは、神の御言葉である聖書であり、主イエス・キリストの福音です。私たちは、御言葉を通して、キリストを信じる信仰によって、何も持っていないようでも、すべてを持つものとされたことを覚え(Ⅱコリント6:10)、神に仕える幸いを受けようではありませんか。

Ⅲ.主イエスによって神の民とされる

エジプトに向かう途中で、神がモーセと会って彼を殺そうとします。妻のチッポラは火打石を取って、自分の息子の包皮を切り取り、モーセの両足に付け、モーセは放されます(出4:24-26)。このことは、一見不可解にも思えますが、神が神の民のしるしである「割礼」を重んじられていたこと、また、人は神が用意された方法によらなければ救われないということを示しています。

現代の私たちクリスチャンは、主イエス・キリストの十字架の贖いによって、肉の割礼ではなく、心の割礼を受けた者とされたのです(コロサイ2:11)。「心の割礼」とは、人の手によるものではなく、御霊によることで、神の民とされたことのしるしです(創世記17:12)。神の民とされた私たちは、主イエスの大宣教命令に従って、主の招きに応えて主の働き人とされること、また働き人を起こしていただくように祈り続けましょう(ルカ10:2)。そのために、聖霊を頂いたのですから。

結 び

神の召しに応えて歩み出したモーセは、神の導きと守りの中で、語るべきことを語り続けて、恵みの内に歩み続けました。神の召しは、主イエスを信じている全ての者に与えられているのですから(マタイ28:19-20)、神の召しに応えて主の福音を伝えて行きましょう。

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