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『教会の祈りに支えられて』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 使徒12:1-17

はじめに

今月は祈祷月間です。神は、必ず祈るものに応えて下さることをみてまいります。

Ⅰ.神に熱心に祈る教会

ヘロデ王の迫害によって、ヤコブは殉教し、ペテロは捕らえられて、民の前に引き出されようとしていました。その様な中で、マルコと呼ばれているヨハネの母マリヤの家では、大ぜいの人が集まって使徒たちのために祈っていました(使徒12:1-5)。

人間的には、何もできない状況にありましたが、クリスチャンは共に集まって祈ることができたのです。私たちの人生にも、人の力ではどうすることもできない、希望など持てないというような状況に陥ることがしばしばあります。しかし、私たちには、本当に信頼できる神に、共に集って祈ることができる幸いがあること、そして祈りの結果を見させて頂く幸いがあることを感謝しましょう(イザヤ40:28-31)。

Ⅱ.神の御心を求めて祈る

ヘロデ王がペテロを引き出そうとしていた日の前夜に、主は奇蹟を起こされました。主の御使いによって、厳重に牢に捕らえられていたペテロは解放されたのです。それは、ペテロ自身にとっても、彼のために祈ったクリスチャンたちにとっても、人の理解を遥かに超えるものでした。

教会はまた、ペテロだけでなく、ヤコブのためにも祈っていたでしょう。しかし、ヤコブは殉教しました。このことは、祈りは、必ずしも私たちの願いどおりになるのではなく、人知を遥かに超えた、主の御心が成されるということを教えています。私たちが主に祈るとき、先ず主の御心を求めて、自分たちの願いや思いを御心に合わせて行くことをさせて頂きましょう。私たちの祈りを必ず聞いておられる主は、一番良い時に、最善のことを用意して下さっているのですから(伝道者3:11)。

Ⅲ.祈りを必ず聞いて下さる主

ペテロは、主によってヘロデ王の下から救い出されたことがわかったとき、教会へ行きました。ペテロが入り口の戸を叩いた時、女中のロダは、喜びのあまり門を開けずに奥へ駆け込み、皆に知らせます。集まっていた人々は、初めは誰もその話を信じませんでした(使徒12:13-16)。教会は、ペテロが解放されるようにと祈っていましたが、祈りが応えられるという確信がないまま祈っていたのです。それにもかかわらず、主は恵みをもって、「願うところ、思うところのすべてを越えて」(エペソ3:20)、応えてくださったのです。

私たちも同様に、弱さや不安、確信がないままに祈ることがあるでしょう。しかし、エルサレム教会の人々の祈りが応えられたように、主は私たちの祈りを聞いてくださって、主の御心を為して下さるのです。主が必ず祈りの応えを与えてくださると信じて、祈り続けましょう。「私たちすべてのために、ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方が、どうして、御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう。」(ローマ8:32

結 び

教会は祈りの家です。どうすることもできない迫害下で、教会は主に祈りました。主の名によって二人でも三人でも心を一つにして祈る時、天におられる父なる神はそれをかなえてくださいます(マタイ18:19-20)。2月の祈祷月間も、共に心を一つにして、主に祈り続けましょう。

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