4/3 受難週のみことば…主イエスの十字架上のことば②

4月3日(月)主イエスの十字架上のことば②

 

十字架にかけられていた犯罪人の一人は、イエスをののしり、「おまえはキリストではないか。自分とおれたちを救え」と言った。

 

すると、もう一人が彼をたしなめて言った。「おまえは神を恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。おれたちは、自分のしたことの報いを受けているのだから当たり前だ。だがこの方は、悪いことを何もしていない。」


そして言った。「イエス様。あなたが御国に入られるときには、私を思い出してください。」

 

イエスは彼に言われた。「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。」

(ルカの福音書23:39-23:43)
 

 

 

 

主イエスの隣で十字架にかけられた犯罪人に対し、語られた言葉です。

 

まさに死ぬ間際に、この犯罪人は悔い改め、自分の隣で同じように死にゆくイエスがメシヤであり、死者の中から復活し、やがてこの世界を治められることを信じ、驚くべき告白をしました。

 

「あなたが御国に入られるときには、私を思い出して下さい。」

 

この犯罪人がしたのは、嘲りと敵意に満ちた群衆の前で、自分の信仰を言い表しただけでしたが、その結果、すばらしい救いの約束を頂きました。彼の経歴に誇れる事は何も無かったでしょうが、ただ神の恵みにより、主イエスを神の子と信じる信仰によって救いをいただいたのです。

 

「わたしとともに。」これこそ、主イエスの約束の中心です。

 

主が共におられること、これ以上の幸いはありません。今も、これからも、やがて私たちが地上の生を終える時にもです。主が共におられるところ、それこそが「パラダイス」です。主イエスを信じるなら、この約束はすべての人に与えられていることを覚えましょう。


また、人には、最後まで、悔い改めと信仰に至る救いの道が開かれていることも覚えさせられます。救いの希望は、最後の最後に至るまで、またどのような状況の中においても残されていることを、この犯罪人の証しと主イエスの救いの宣言から、私たちは教えられるのです。
すべての希望が打ち砕かれ、絶望と死しか残されていない十字架上においてさえ、この犯罪人が主イエスにこそ希望を見出したのですから! 

 

 

 

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