エコから福祉へ <その1>

・ 「もったいない」と言う日本語を世界共通の言葉にした、ノーベル平和賞受賞者で、環境保護活動家のマータイさんが亡くなられました。実に惜しい人物を失いました。しかし彼女が残してくれた足跡は大きく、世界中でエコへの関心は高まる一方です。大変素晴らしいことだと思っています。

・ 私たちのオアシス館では、このエコとかリサイクルへの関心を、単なる環境問題としてではなくそれを福祉につなげたいと考えています。リサイクルしたものが、福祉の面で役に立つのならまさに一挙両得です。そんな思いを込めて、いろいろな不用品の回収を進めて来ました。昔から行われてきた「使用済み切手」の回収に始まり、「書き損じのハガキ」、「外国通貨のコイン」、「古書・CD等」を回収し始めました。最近ではペットボトルのキャップ、一般に「エコキャップ」と呼ばれるものの回収が盛んになっています。

・エコキャップは、プラスチック製品ですから、ゴミとして焼却すると地球温暖化の元凶であるCO2を排出します。また埋め立て処分すると土壌を汚染し環境破壊に繋がります。しかし、リサイクルメーカーにより再資源化を図ることで、CO2の発生抑制に寄与するだけでなく、その売却益金で福祉への貢献を考えることができます。

・NPO法人エコキャップ推進協会では、その益金をNPO「法人世界の子供にワクチンを」に寄付し、発展途上の国々の子供たちにポリオワクチンを届ける働きを支援しています。私たちオアシス館で集められたエコキャップは、そのNPO法人エコキャップ推進協会にお届けしています。地域の皆さんのお持ちより下さったエコキャップはこの2年間で、約45000個になりました。

  これは、CO2を352Kg発生予防できたことになると言うことです。

  また、ワクチンが56人分購入できる金額になったと報告を受けています。

  短い期間にこれだけ沢山のエコキャップを回収できたことは、多くの皆さんの関心が高まってきたためだと思います。ほんとうに多くの皆様のご協力に感謝を申し上げます。

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