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『良い地に蒔かれた御言葉』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 マルコ4:1-20

はじめに

本日は、主が語られた種蒔きのたとえから、御言葉の力についてみます。

Ⅰ.御言葉を注意深く聞く幸い

主イエスは、神の国の奥義について、種蒔きのたとえ話しをしました。そして、「聞く耳のある者は聞きなさい」と言われました(マルコ4:3-9)。

一般的に、たとえ話は難しいことを分かり易くするために用いられますが、主のたとえは「謎かけ」のようになっています。話しの後で主のもとに、たとえの意味を尋ねた人たちは、その真意を教えられたのです。彼らは、主のたとえ話しを、誰もが知っている話しとだけ聞いたのではなく、そのたとえの謎を知ろうとしたのです。主の言葉を注意深く聞くことが重要です。「信仰は聞くことから始まります。聞くことは、キリストについてのことばを通して実現する」のです(ローマ10:17)。

Ⅱ.御言葉に力がある

主が言われた「種」とは、御言葉のことです。聞いた神の御言葉を、どのように聞くかによって、いろいろな違いが起ってきます。それを主は、道端、土の薄い岩地、茨の中、そして良い地とたとえて語られました(マルコ4:1-8)。

あなたの心は、今どの様な地でしょうか。御言葉の種を、頑なにはねつけていませんか。あるいは、信仰の根が深くないために、困難や迫害が起こると、すぐにつまずいて主から離れてしまってはいませんか。様々な思い煩いのため、主から離れて御言葉をふさいでしまってはいないでしょうか。神の御言葉には力があります。良い地が種を育てるように、語られた御言葉を信仰によって受け入れましょう。力ある御言葉は、豊かな実りを与えてくださるのですから。

Ⅲ.キリスト者は良い地とされたもの

主は、良い地に蒔かれた種は、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶと語られました。良い地とは、御言葉を聞いて受け入れる人たちのことです。私たちの救いのために十字架で死んで、三日目に復活された主は、今、聖霊の働きによって私たちに語りかけ、働き続けて下さっています。主イエスを信じる者は、すでに良い地とされ、神の国の奥義を与えられる者とされています(マルコ4:11)。日々、御言葉に聞き従って行きましょう。また、豊かな実りは約束されているのですから、御言葉の種を蒔き続けて行きましょう。「ですから、すべての汚れやあふれる悪を捨て去り、心に植えつけられたみことばを素直に受け入れなさい。みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます。」(ヤコブ1:21)

おわりに

主イエスご自身、一粒の種として地に蒔かれ、そして死んだことによって、神による救いという豊かな実りが生まれました(ヨハネ12:24)。主の御言葉を受け入れた者は、「良い地に蒔かれたもの」とされ、豊かな実を結ぶことが約束されています。収穫の希望を持って、信仰生活を歩み続けましょう(詩篇126:5-6)。

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