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『永遠のいのちを受け継ぐために』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 マルコ10:17-27

はじめに

本日は、永遠のいのちを受け継ぐことについてみます。

Ⅰ.救いは神の恵みによる

主イエスがエルサレムへ向かう途中、一人の人が主に駆け寄り、「永遠のいのちを受け継ぐためには、何をしたらよいか」と問いました(マルコ10:17)。彼は、真剣に永遠の命(神の救い)を求めて、十戒を行うこと以外に必要なことを求めたのです。

永遠の命は、神の一方的な恵みによって与えられるもので、人の行いや力によって獲得できるものではありません。父なる神は、御子イエスを世に遣わし、全ての人にその恵みと憐れみをもって、十字架による救いを与えてくださいました。私たちの救いは、神の恵みによって与えられるもので、信仰によって受けるものなのです(エペソ2:5)。

Ⅱ.主に従う歩み

主は、十戒の戒めを子どもの時から守り行っているという人に、「あなたに欠けていることが一つあります」と語られます。そして「帰って、あなたが持っている物をすべて売り払い、貧しい人たちに与えなさい。そうすれば、あなたは天に宝を持つことになります。そのうえで、わたしに従って来なさい。」(マルコ10:21-22)と語られました。

この主の言葉は、永遠の命を受け継ぐための人が満たすべき条件を語っているのではありません。主は、彼がこれまで積んできた人の善行や獲得したものによってではなく、「天に宝を持つ」こと、すなわち、神の恵みによって救いに与るという「主に従う」新しい歩みを始めなさいと教えています。主イエスの救いとは、御霊に導かれながら主と共に歩む幸いにあることを覚えましょう。

Ⅲ.神にしかできない救い

主イエスの言葉を聞いた人は、顔を曇らせ、悲しみながら立ち去って行きました。彼は、神の恵みに自分を委ねることができなかったのです(マルコ10:22)。主は、「金持ちが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通るほうが易しいのです。」(マルコ10:25)と言われました。これは、人の能力やこの世で得られるものによっては、神の救い、永遠の命を得ることは不可能だということを示しています。

だれが救われることができるのかと驚く弟子たちに、主は「それは人にはできないことです。しかし、神にはどんなことでもできるのです。」と語られます(マルコ10:27)。主は、この後、十字架への道を歩み、救いの御業を成し遂げてくださいます。主の十字架の贖いによって、主を信じる者はだれでも救われるのです。主イエスを救い主として心に受け入れ、主と共に歩み続けましょう。

おわりに

神から永遠の命を頂くこと、すなわち神の救いを頂けるのは、人の業に拠るのではなく、神の恵みと憐れみによることです。父なる神が、御子イエスの十字架の贖いによって与えてくださっている救いを、信仰をもって頂きましょう。

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