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『主は我が旗』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 出エジプト17:8-16、エペソ3:16

はじめに

本日の神召聖会第二では、執り成しの祈りと、共に祈る幸いについて見ます。

Ⅰ.神の約束の御国を目指して

イスラエルの民は、エジプトでの奴隷から解放され、神が示す「乳と蜜の流れる約束の地」(出3:8)を目指して荒野を旅していました。この旅は、イスラエルが神の民であるということを知るための信仰の訓練の時でもありました。民は、外からの敵(アマレク)に対しても、神に信頼して勝利する幸いを体験します。

神の約束の地を目指すイスラエルの姿は、主イエス・キリストの救いを頂いて、主と共に神の約束の御国を目指して歩む今日のキリスト者の姿と同じと言えます。主と共に歩む中で、様々な困難や危機に直面したり、信仰の訓練を通るときがあります。しかし、どんな時にもイスラエルと共におられた主は、今も私たちと共におられて、約束の御国へと導いてくださるのです(マタイ28:20)。

Ⅱ.祈りを通して与えられる神の勝利

アマレクとの戦いにおいて、モ-セはヨシュアに「男たちを選び、出て行ってアマレクと戦いなさい。私は明日、神の杖を手に持って、丘の頂に立ちます。」と告げます(出17:9)。モ-セが手を上げている間、ヨシユアたちは優勢となり、モ-セの手が下がると反対にアマレクが優勢となったのです。

モーセが手を上げるとは、祈りの姿勢を表しています。イスラエルの勝利は、人間の力によるのではなく、民と共に居られる主なる神の力によることです。丘の頂での祈りとふもとでの戦いは、私たちが神を信じてこの世を生きていく中で体験することと重なります。ふもとでの戦いは、私たちが置かれている日々の現実の生活であり、そこで勝利するためには、見えない所での祈りの戦いが必要です。教会での礼拝や祈りもまた、見えない神との交わりであり、御言葉を通してそこで力を頂くのです。主がイスラエルに勝利を与えられたように、神に信頼する者には、勝利と恵み、主の栄光を現してくださるのです。

Ⅲ.共に祈る幸い

ヨシユアたちが戦っている間、モーセの手が下がりそうになるのを、アロンとフルが支えました。モ-セは、イスラエルに勝利を与えてくださった神のために祭壇を築き、主の御名をほめたたえました(出17:15-16)。私たちがこの世という「ふもと」で信仰生活を続ける時、「丘の頂」である教会の祈りがあります。教会は、共に祈り合う群れです。

私たちは、主キリスト・イエスの十字架と復活によって勝利を与えられたのです。主は今、天の父なる神の右の座において、私たちのために執り成し祈ってくださっています(ローマ8:34)。聖霊は、私たちが主イエスの御名によって祈り願うことを導いてくださいます。聖霊が私たちの内に働かれるとき、内なる人が強くされ、私たちは堅く信仰に立たせて頂けることを覚えましょう(エペソ3:16)。この主の下で、互いにとりなし祈りつつ、なお続く荒れ野の旅路における信仰の歩みを続けて行きましょう。

おわりに

戦うヨシュアたちは、モーセの祈りによって勝利が与えられました。モーセには、彼の祈りを支える者たちがいました。教会は、兄弟姉妹達が共に主に祈るところです。聖霊に導かれながら、共に主に祈りあいながら、主の栄光を体験させていただきましょう。

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