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『神の知恵を求める幸い』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 Ⅰ列王記3:1-15

はじめに

本日は、神の知恵を求めることの幸いを見ます。

Ⅰ.主を愛し、主と共に歩む

ソロモンが王となり、イスラエルは平和が確立され、繁栄を極めて行きます。この時、王は政略結婚によって周辺諸国との和平条約を結んで行きます。また、神を礼拝するために、王も民も「高き所」でいけにえを捧げていました(Ⅰ列王記3:1-4)。律法によるなら、異教の娘と結婚することは禁じられていました(申命記7:1-5)。また、神を礼拝する時に捧げるいけにえは、幕屋の祭壇においてなされるべきことが定められていました(レビ17:2-7)。

ソロモンは王とはなりましたが、律法や神の深い御心を知ることにおいては、まだ不十分でした。しかし、神は「主を愛し、父ダビデの掟に歩んでいた」(Ⅰ列王記3:3)ソロモンに近づき、恵みを与えてくださいました。今も変わらない神は、私たちに近づき、御子イエスの十字架の贖いによって、私たちに救いとあらゆる恵みを与えてくださっていることを覚えましょう(Ⅱテモテ1:9-10)。

Ⅱ.神の知恵を求める

神は、ソロモンがギブオンでいけにえを献げた夜、夢のうちに彼に現れ、「あなたに何を与えようか。願え。」と語られました。彼は、「善悪を判断してあなたの民をさばくために、聞き分ける心をしもべに与えてください」と答えました(Ⅰ列王記3:9)。

ソロモンは、自分のことよりも、民のために正しい訴えを聞き分ける判断力を願いました。これは、神の御心にかなうことで、神は彼が願った以上のことを与えてくださいました。何事でも、神の御心にかなう祈りをするなら、神は聞いてくださいます(Ⅰヨハネ5:14)。神の御心を求めて、主イエスの御名によって祈り続けましょう。

Ⅲ.神の知恵を求める幸い

神がソロモンに与えた知恵は、一つの事件を解決することで示されました。それは、赤子の本当の母親を明らかにするというものでした。ソロモンは神の知恵によって、この問題に対処しました。その結果、真実が明らかになったのです。本当の母親は、自分の子が生きることを願って、子をもう一方の女に与えるように願いました。ソロモンは、二人の女の行動を見て、本当の母親を特定しました(Ⅰ列王記3:16-28)。

神の知恵は、善悪を判断してさばきを行うと共に、真の命を与えて生かすものです。主イエスは、知恵そのものであり、主のうちに知恵と知識の宝がすべて隠されています(コロサイ2:3)。神の知恵は、私たち罪人を救って生かし、永遠の命を与えます。神の知恵は、求める者には必ず与えられます(ヤコブ1:5)。主の御心を教えて頂き、祈りと願いをもってますます主に近づき、心から主に従って行く幸いに歩み続けましょう。

おわりに

ソロモンは、民のために正しい訴えを聞き分ける神の知恵を求めました。それは、神の御心にかなうもので、それゆえに神は彼が求める以上のものを与えられました。私たちは、神の知恵である主イエスに聞き、聖霊に拠り頼みましょう。「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りに頼るな。」(箴言3:5)。

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