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『ダビデ王の後を継ぐ者』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 Ⅰ列王記1:24-40

はじめに

本日の聖書箇所から、王位継承問題から起こった事柄を元に、神に対する信仰を見ます。

Ⅰ.神の御心を求める幸い

ダビデ王が非常に老いて、王位継承問題がイスラエル王国に起きます。王の息子アドニヤ(第四男)は、自分が王位を継ぐのに相応しいと考えます。それで、彼は「私が王になる」と宣言し、戦車、騎兵、それに自分の前に走る者50人を手に入れました(Ⅰ列1:1-5)。

イスラエルでは、神が選んだ者が王になるのです。アドニヤは、神の御心を求めずに、自分の思いと願いだけで王になろうとして、結局は王位を得ることなく、いのちさえも失ってしまいます。先ず、神の御心を教えて頂きましょう。神は、求めるものには必ず応えて下さいます(ルカ11:9-13)。また、神は御心のままに、私たちのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるお方なのです(ピリピ2:13)。

Ⅱ.御心を知ってただちに行う幸い

預言者名ナタンは、アドニヤの王位乗っ取り計画に対して、素早い行動を起こします。彼は、ダビデ王に、次の王はソロモンであると誓ったことを思い出させます。事態を知ったダビデ王は、祭司ツァドクと預言者ナタン、そしてエホヤダの子ベナヤを呼んで、ソロモンを雌ろばに乗せて、ギホンで王としての任職の油を注ぎ、角笛を吹き鳴らして、「ソロモン王、万歳」と叫ぶように命じました。

ダビデは、神の御心を確信するとすぐに、次の王をソロモンとしました。神の御心を知ったなら、すぐに従うことは幸いです。神は、罪人を救うためにソロモン王に勝る王なる御子イエスを遣わしてくださいました(ヘブル3:15)。真の王である救い主イエスを知ったなら、ただちに主を心に迎え入れましょう。

Ⅲ.神の救いの恵みに堅く立ち続ける幸い

ダビデは、ソロモンが王座に就くことを見せてくださった神に感謝し、神の御名をほめたたえました。ソロモンは王となった時、寛容を持ってアドニヤを赦しました(Ⅰ列1:52)。しかし、アドニヤは赦された恵みを忘れて、結局は王に背くことをして裁かれてしまいます(Ⅰ列2:25)。

父なる神は、救いの王として遣わした御子イエスが、十字架の贖いによって罪人を救うことを願われました(Ⅰテモテ2:4)。主イエスによる救いの御業は、十字架による一度だけの完全なものです(ヘブル10:26-27)。さらに、神は救いを受けた者たちに、神の御国を受け継ぐことの保証として聖霊を与えてくださいました(エペソ1:14)。救いの恵みに感謝し、御霊の火を燃やし続け(Ⅰテサロニケ5:19)、主イエスの救いの恵みを宣べ伝えて行きましょう。

おわりに

主の幸いは、主の御心を求めて、それを知って従う者に豊かに与えられます。主イエスの十字架の贖いによって救いを頂いたことを感謝し、与えられた御霊の炎を燃やし続け、主の救いの良き訪れを人々に伝えて行きましょう。

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