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『私たちと共におられる神』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 マタイ1:18-25

はじめに

アドベント第3週です。主イエスの誕生の時のヨセフの信仰についてみます。

Ⅰ.ヨセフは正しい人

ヨセフは、婚約者マリアが、まだ一緒にならないうちに身ごもったことを知ります。彼はこの事で、非常に悩み苦しみました。当時のユダヤの結婚の定めに従うなら、マリアは律法に違反したことになるからです(申22:23-24)。彼は、神の律法に従うべきであると知りながらも、自分の婚約者をさらし者にはしたくなかったので、離縁することを決心します。これは、ヨセフのマリアに対する最善の愛を示したものでした。

ヨセフが「正しい人」であるとは、神の律法に従うということと同時に、「神が喜ばれることは、真実の愛で、いけにえではない」ということを知って行動するということに表れています(マタイ9:13、Ⅰサムエル15:22)。私たちも、神の御心を深く教えて頂き、神の憐れみを覚えながら御言葉に従う者とさせて頂きましょう。愛は全ての律法を全うするのですから(ローマ13:10、ガラテヤ5:14)。

Ⅱ.思い巡らすヨセフに語りかける神

ヨセフが自分たちに起こったことを思い巡らしていた時、主の使いが夢に現れて、恐れずにマリアを妻として迎えること、そしてその理由を語ります(マタイ1:20-21)。

マリアは、突然でしたが、御使いを通して告げられた神の言葉を受け入れました。ヨセフは、自分たちに起こっている事を思い巡らした後で、神の御言葉を聞いて従いました。神は、一人一人に相応しく関わってくださいます。神は、ヨセフの苦悩をご存じでした。そして、彼も御子がこの世に生れるための神の御計画の一端を担うようにされていたのです。私たちにも、それぞれに与えられた神の使命、すなわちキリストの証し人として召されていることを覚えましょう。

Ⅲ.神の御言葉に従ったヨセフ

ヨセフは、御言葉に従ってマリアを妻として迎え入れ、生れてくる子の父親となることを決心しました。 父なる神は、そのひとり子イエスを罪人の救いのためにこの世に遣わされました。そして、御言葉を聞いて従ったヨセフとマリアの二人に、御子を委ね、任せられました。これによって、旧約聖書時代からの約束の救い主が来られて、神が人と共に住むという時代が到来したのです。

神は、今も私たちが主の救いを受けることを願っています。主は救いを受け入れた人々に聖霊を住まわせて、神の栄光を現わしてくださいます。主イエスの到来を覚えるアドベントに、インマヌエルの主イエスを覚えて、救い主として迎える信仰の決断を新たにして行きましょう。

おわりに

ヨセフとマリアと共におられた主は、私たちとも共にいてくださるインマヌエルの神であることを覚えましょう。主イエスを迎える信仰の決断をし、主の第二のアドベントである再臨を待ち望みましょう。共におられる主は、終わりの日に至るまで、私たちを導き続けてくださるのですから(マタイ28:20)。

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