礼拝説教

礼拝メッセージ

ホーム > 礼拝説教:2023年礼拝メッセージ

『神を賛美し、ほめたたえる』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ダニエル4:18-37

はじめに

本日の聖書箇所から、この世の主権者は神であるということを見ます。

Ⅰ.主こそ天と地と全ての主権者

ネブカドネツァル王は、一つの夢を見ました。それは、地の中央に地の果てからも見えるほど高い木が生長して強くなるが、聖なる者が天から降りて来て、その木を切り倒すというものでした。ダニエルは、この夢を解き明します。高い木は王のことで、王はやがて、神が人の国を支配し、これを御心にかなう者に与えることを知るようになるというものでした。

これは、世界の主権者は神であり、人が全世界を手中に収めても、神の下にある存在でしかないということです。私たちの救い主イエスは、十字架の贖いを成し遂げてくださった後、「天においても地においても、すべての権威が与えられた」お方です(マタイ28:18)。主はその権威によって、私たちの罪を赦し、神の子として永遠の命を与えてくださいました。私たちに、救いを与える大いなる権威を持っておられる主の御名を賛美しましょう。

Ⅱ.権威者である主の前にへりくだる

ネブカドネツァル王は、悔い改めを勧めるダニエルの警告に反して、神の前にへりくだることをせず、バビロンの壮大な建築物を眺めて自らを誇ったために、その権力の全盛期に神のさばきが降ります(ダニエル4:29-33)。しかし、この様な王に対しても、神は木を倒して滅ぼし尽くすのではなく、その根株は地に残しておいて悔い改めの機会を与えておられたのです(ダニエル4:15)。

神は、悪しき者の死を喜ぶのではなく、その生き方から立ち返って神と共に生きることを喜ばれるのです(エゼキエル18:23)。父なる神は、私たちが神に背く罪人であるにも関わらず、救いを与えようと御子イエスを世に遣わされました。それによって、御子を信じる者が一人も滅びることなく永遠の命を頂くことができるようにされたのです(ヨハネ3:16)。主の憐れみは、今も全ての人の上に注がれていて、主イエスを信じる者はだれでも救われます(ローマ10:13)。救いの門が開かれている間に、主の前にへりくだり、救いを頂きましょう。

Ⅲ.神の前にへりくだるための特別な導き

ネブカドネツァル王は、人の中から追い出されるという期間が終わったとき、もとの繁栄を回復し、以前にもまして大いなる者とされました。彼は、再び高ぶることなく、神こそが王の王、主の主であることを知り、主の御名をほめたたえました(ダニエル4:34-37)。

私たちが困難や試練で苦しみを通るとしても、神は私たちを愛してやまないお方です。そのお方が、私たちの救いのために御子をさえも惜しまずに与えてくださったのです(ローマ8:32)。そこを通ることによってしか見ることのできない神の栄光があり、真の祝福と信仰の成長があることを覚えましょう。どの様な状況にあっても、神はへりくだる者を主イエスにあって高くしてくださり、義の栄光の冠を与えてくださるのです。

おわりに

神は私たちに、時にかなって神の前に謙遜になることを教えてくださいます。それによって、恵みをさらに与え、神を深く知る機会とされるのです。神は神の前に高ぶる者を低くし、逆に神の前にへりくだり自分を低くして御言葉に聞いて従う者を高くしてくださるのですから(マタイ23:12)。

このページのトップへ

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団

神召キリスト教会

Copyright (C) Shinsho Church. All Rights Reserved.
〒114-0023 東京都北区滝野川 6-64-9
最寄り駅:JR板橋駅東口から3分/都営三田線新板橋駅から6分