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『みんなもイエスさまの弟子』

説教:髙橋恵子師
聖書箇所 マルコ3:13-19

はじめに

本日はファミリー礼拝です。子どもも大人も、主イエスによって神の救いの恵みと、主イエスの「弟子」とされる幸いに招かれていることを見て参ります。

1)十二弟子を選ばれた主イエス

主イエスは、町や村を巡って御国の福音を宣べ伝え、人々を癒やされる中で、弱り倒れている群衆を見て、深くあわれまれました。「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、ご自分の収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」(マタイ9:37-38)と弟子たちに語られた後、主イエスは、弟子たちの中から、特に12人を「弟子」また「使徒」として選び任命されました(マルコ3:14、マタイ10:1)。

主イエスが彼らを選び出されたのは、人々に対する主の深いあわれみによることです。弟子を宣教に遣わすことによって、福音を知らされた人々が神のもとへ立ち返り、主の収穫とされて永遠の救いにあずかるためでした。私たちは、主のすべての働きとみこころに、私たちにご自身の救いを与えようとする、神の深いあわれみによる熱心が注がれていることを覚えましょう。

2) 弟子の三つの目的

主イエスが弟子を選ばれた目的は、①主イエスのそばに置くため ②宣教に遣わすため ③悪霊を追い出す権威を与えるため、の三つです(マルコ3:14)。この順番は大切です。弟子たちは、まず何よりも、いつも主と共にあり、主もまた彼らと共にいるために呼び出されました(マルコ3:13)。つねに主のみ声を聞いて従い、主イエスの愛のうちにおり、主の与える豊かないのちにあずかり、実を結ぶためです(ヨハネ15:16)。

その上で、弟子たちは、主イエスの力ある権威を委ねられ、福音を告げ知らせるために遣わされました。御国の福音を聞いた人々が主イエスを信じる時に、死からいのちへ、闇から光へ、この世の支配から御国の支配、すなわち神の力ある愛といのちの支配のもとへ移されます。信じた者の内には聖霊が住まわれ、そこに、この世の悪しき力が入り込む隙はありません。福音が告げ知らされるところに、主もまた共におられ、み言葉に伴うしるしと不思議をもって、ご自身の救いの確かなことを証しして下さるのです。

3) 行ってあらゆる国の人々を弟子としなさい

「…あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」(マタイ28:19,20) 最初に選ばれた12人だけが弟子なのではありません。主イエスを信じる者は、誰でも、主イエスの弟子とされているのです。

最初の弟子たちは、それぞれ、性格も背景も経歴も異なりました。自分の力では主イエスに従いきることのできなかった、弱さも欠点もある、挫折を経験した人々です。しかし、そのような人々を主は選び、遣わして下さいました。彼らは、その人生において、共におられる主の愛の御手の中で何度も取り扱われ、信仰を育てられ、主の証人として整えられていった人々です。彼らの姿は、私たちの姿でもあるのです。

おわりに

主イエスの弟子とされることの最大の恵みは、主がいつも共にいて下さることです。そして、弟子とされた者にとり、最高の栄誉ある使命は、福音を告げ知らせることです。主イエスの弟子とされた幸いを感謝し、主の招きに応え続けていく者とされましょう。

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