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『永遠に続く国』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ダニエル2:24-49

はじめに

本日は、永遠に続く神の国について見てまいります。

Ⅰ.神に栄光を返す

ダニエルは、王が見た夢とその夢の意味を説き明かしますが、それは自分の知恵によってではなく、神の知恵によることであると告げます。彼は、常に全てのことを統べ治めておられる神に栄光を返したのです(ダニエル2:28-30)。

神は、全てのものを創造されました(コロサイ1:16)。あらゆるものの源である主なる神は、時にかなって私たちの必要なものを与えてくださり、養ってくださるお方です(マタイ5:45)。神に信頼し、全てのことに感謝して主を崇めましょう(ピリピ2:10-11)。

Ⅱ.変わらない神の御言葉に堅く立つ

ダニエルは、王が見た夢は頭、胸と両腕、腹ともも、すねと足の4つの部分から成る一つの巨大で異常な輝きを放つ像であると示しました。この像は、全体で人間の歴史を表していて、バビロン帝国の後に起こる国々のことを示すものでした(ダニエル2:36-43)。その後には、人の手によらずに一つの石が切り出され、この石が像を打ち砕いて、大きな山となって全土に満ちるというものでした(ダニエル2:44-45)。

この夢は、この地上の国々は移ろい行くものであるということ。また、人の手によらずに切り出された石とは、救い主のことであり、このお方によって地上の国々とは違って、永遠に続く神の支配する国が起こされることを示しています。人は、各時代の価値観や世相、状況に影響され、波にもまれる舟のように翻弄されます。しかし、永遠に変わることのない主とその御言葉に堅く立つとき、世に押し流されてしまうことはないのです。神に従って行くこと以上に、確かで幸いなことはないことを覚えましょう(ヘブル13:8)。

Ⅲ.主を待ち望みながら主に仕える

王の夢にあった永遠に続く国は、人手によらずに切り出された一つの石が、やがて像をこなごなにして大きな山となって、全土をおおうほどになるというものでした(ダニエル2:35)。この「石」とは、主イエスのことです。主はベツレヘムという村で、人知れずにひっそりと生れてくださいました。十字架で人々に嘲られながら、罪人の赦しと救いを成し遂げて下さり、三日目によみがえられました。ペンテコステの日から現在に至るまで、主の救いは世界規模で宣べ伝えられ続けています。

ダニエルは、世の終わりのことを知って後、王から王宮での働きを与えられました。そして、彼は3人の仲間シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴに、バビロン州の行政をつかさどらせました(ダニエル2:49)。彼らは、救い主が来られる時を待ちながら、置かれている所で神が来られることに備え、証しする機会を与えられたのです。私たちも、主が再び帰ってこられる時を待ち望みながら、今置かれている所で主を信じて、主の救いと再び帰ってこられる主を証しして行きましょう。

おわりに

神は、その約束を必ず成し遂げて下さいます。神は時満ちるに及んで、ご自身の栄光を表して下さり、やがてキリストの再臨をもって、全ての聖徒を永遠に続く神の御国に携え挙げてくださいます。私たちは、主が再び来られることを知っているのですから、御国の福音を隣人に主の愛をもって宣べ伝えましょう。

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