礼拝説教

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『御霊によって』

説教:三上友通師
聖書箇所 ゼカリヤ4:6

30年程前から教会が老齢化し縮小されていくことが言われています。その理由はいろいろあるかと思います。子どもの数が減っていることも確かです。世の中の価値観と聖書の価値観との違いから、クリスチャンホームの子どもが教会からいなくなるというような内容の本も出版(CS成長センターから)されました。

また、「教会から子供がいなくなる」という本を大橋秀夫師が1994年に出版されました。アメリカでは、立派な会堂を持つ歴史のある教会の礼拝出席が大きく減っているようです。

現在私が住んでいる川越市には16の教会がありますが、かなりの教会が老齢化して、縮小しているように感じられます。このままでは、キリスト教会が10年後には半減するとも言われています。いったい何が問題なのでしょう。

私たちは御霊によって、主イエスさまを救い主として受け入れ、キリストの身体である教会の一員とされました。教会につらなる私たちは、御霊によって力をいただき、主に仕えているはずです。教会での奉仕も祈って始め主に頼っているようではありますが、本当に神さまにより頼んで奉仕しているでしょうか。自分の力、自分の経験、専門家の意見、有能な人に頼っているということはありませんか。ガラテヤ人への手紙3章3節に「御霊によって始まったあなたがたが、今、肉によって完成されるというのですか。」とあります。御霊によって信仰により救われたユダヤ人が、行い(律法)によって完成されるのですかとパウロは問います。

人は、自分の経験や自分の考えで物事を考えがちです。私たちは、いつも高慢にならず謙虚でありたものです。全世界を造り、支配されておらえる力ある主を知っている私たちは、いつも聖霊に導かれ、満たされて主の働に参加させていただきたいものです。

最後にデボーションの本にあるF.B.マイヤーという人が経験した内容を分かち合ってこの文を終わりにします。ノルウェーのホテルにマイヤー師が泊まった時のことで、宿泊客の中に小さな女の子がロビーにあるピアノを弾いていました。一本の指で弾いていましたが、周りの人には雑音でしかなかったようです。その子が弾き始めると周りにいた人々はそこからいなくなりました。あるノルウェーの優れた音楽家が偶然宿泊していて、その女の子が弾いている横に椅子を置き、女の子が一つの音を弾くたびに音楽家は、素晴らしい和音を奏で見事な伴奏を披露しました。女の子が失敗しても、即興で、素晴らしい演奏をしていたので、多くの人がまた集まってきました。終わった時、その音楽家は女の子の手を取って、素敵な演奏を披露してくれた若き淑女と紹介しました。人々は女の子が弾いたのではないことを知っていましたがその女の子をほめたたえたそうです。

たとえ私たちが失敗しても、女の子のように上手にできなくても、優れた音楽家のように聖霊さまは私たちを最善に導いてくださいます。聖霊さまが私たちと共にいてくださり、一緒に神さまの御国の建設に携わせていだだけたならなんと幸いでしょう。 

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