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『同じ心で一致する』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 Ⅰコリント1:10-18

はじめに

本日は、同じ主の救いの恵みを受けた者たちが、同じ心、同じ考えをもって歩むことの幸いを見ます。

Ⅰ.主イエスの救いを頂いた者として

パウロは最初に、コリント教会が分裂して党派を作り、互いに争っている問題を取り上げます(Ⅰコリント1:10-12)。コリントの人々は、自分と他の人(党派)とを比較し、優劣を付け合って対立していたのです。彼らは、キリストを良く理解しておらず、また当時の世の価値観を必要以上に教会に持ち込んでしまっていたのです。

教会は主イエスの十字架によって贖われ、主が召し集めてくださった人々の群れです。キリストは教会の中心であり(エペソ5:23)、御言葉は人生の道を照らし(詩篇119:105)、聖霊は私たちを導いて下さいます。私たちは、各々の個性を認めて、主から与えられた賜物を用いて信仰生活を歩んで行きましょう(エペソ4:5)。

Ⅱ.キリストにあって同じ心、同じ考えをもって

コリントに起こった具体的な争いは、「私はパウロにつく」「私はアポロに」「私はケファに」「私はキリストに」という党派に現れていました(Ⅰコリント1:12)。ここで、党首のように名が挙げられている人たちは、それぞれのグループの指揮を執ったのではありません。

確かに、パウロはこの手紙の執筆者で、コリント教会の設立者です。アポロはユダヤ人で、聖書に通じ、霊に燃えて雄弁にイエスのことを教えた人です(使徒18:24-15)。人々は、自分に都合の良いように党を作っていたのです。しかし、キリストは一つで、分割されたのではありません。指導者として立てられた者たちは、それぞれ主から賜物を頂いて、委ねられた群れに仕える働きをしただけなのです。人を救って、神の民として成長させて下さるのは主なる神だけです(Ⅰコリント3:5-7)。私たちは、主の救いに感謝して、主の救いの恵みを語り、心と思いを一つにして頂いて、主を仰ぎ望みつつ主の栄光を現す者とさせて頂きましょう。

Ⅲ.キリストにあって一つとされている

パウロは、キリストの下でこそ一致が生まれることを教えています。そこでは、お互いを、またその賜物を認めて受け入れて喜ぶようにされています。キリストではなく、人間の考えや好き嫌いによって互いに一つになろうとするところに、分裂や対立が生じてしまうのです。それゆえ、彼は主イエスに堅く結びつくこと、主の十字架に現された神の愛を正しく知るようにと祈り願います。

主イエスは、私たちの罪の身代わりとなって十字架に死んで、三日目に復活して下さいました。これによって、私たちは罪赦され、神の子とされ、永遠の命を頂いたのです。同じ主イエスの救いを頂き、神の民とされたことを感謝し、主の御名をほめたたえ、互いに信仰を励まし合って行きましょう。「このキリストにあって、建物の全体が組み合わされて成長し、主にある聖なる宮となる」(エペソ2:21)のですから。

おわりに

私たちはだれでも、主の十字架の救いを厳かに受け止め、主に感謝すべきです。同じ救いを頂いたものとして、主を誇り、同じ心、同じ考えで一つとさせて頂くとき、神は教会に大いなる祝福と恵みを増し加えて下さることを覚えましょう。

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