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『神は真実なお方』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 Ⅰコリント1:4-9

はじめに

本日は、神は真実なお方であるということについてみてまいります。

Ⅰ.神への感謝

パウロは、コリント教会に起こっていた信仰的、倫理的な様々な問題を解決し、人々を神に立ち返らせるためにこの手紙を書きました。彼は、問題の多い教会であっても、神に教会のことで感謝を捧げます(Ⅰコリント1:4)。それは、彼が教会の現状ではなく、教会に与えられた神の恵みを見ていたからです。

神は、教会を贖うために御子をも惜しまずに与えてくださいました。キリストは、教会を愛し、教会のためにご自身を捧げられました(エペソ5:25)。教会はキリストのからだであり、すべてのものをすべてのもので満たす方が満ちておられるところです(エペソ1:23)。ですから、主なる神は、教会に起こる様々な問題や困難についても、愛の御手と憐れみをもって解決と幸いを与えてくださるのです。

Ⅱ.神の賜物の良き管理者として

パウロは、コリント教会に与えられていた賜物として、聖徒たちが「あらゆることばとあらゆる知識において、キリストにあって豊かな者とされた」ことを述べています(Ⅰコリント1:5)。「あらゆることば」とは、信仰によって神の恵みを語る言葉、また神の福音を宣べ伝える言葉のことです。また「知識」とは、信仰における知識、神の御言葉である聖書に関する知識のことです。

コリント教会では、聖徒たちが与えられた賜物の受け止め方や用い方において間違ってしまっていたために、様々な問題が起きたのです。与えられた賜物を、主のために、教会のために正しく用いることが重要です。そのためには、最初に賜物が与えられたことを神に感謝し、主を礼拝することから始めるべきです。全ての良きものは、主が与えて下さるものであり、私たちは主の前にへりくだって賜物の良き管理者とさせていただいていることを覚えるべきです。

Ⅲ.主イエス・キリストの現れを待ち望む

パウロは、主によって、ことばと知識における賜物が与えられたことによって、キリストについての証しが、聖徒たちの中で確かなものとなったことを主に感謝しています(Ⅰコリント1:6)。これによって、キリストについて力強い証しがされ、御言葉が宣べ伝えられ、教会は成長していくのです。

パウロは同時に、この賜物と恵みが与えられている究極的な目的について教えています。それは、「その結果、あなたがたはどんな賜物にも欠けることがなく、熱心に私たちの主イエス・キリストの現れを待ち望むようになっています」(Ⅰコリント1:7)ということです。神は真実なお方ですから、「あなたがたを最後まで堅く保って、私たちの主イエス・キリストの日に責められるところがない者としてくださるのです。」(Ⅰコリント1:8)私たちは、この約束を信じて、互いに与えられた神からの賜物を用いて、信仰生活を歩み続けて行きましょう。

おわりに

コリント教会の人々と同様に、私たちも罪ある弱い者です。神は、その様な私たちを召し集め、キリストの十字架による罪の赦しを与えてくださり、神との豊かな交わりへと招き入れ、終わりの日の救いの完成を約束してくださいました。その神の真実に応えて、神を愛し、感謝して、主の再び来られる時を待ち望んで行きましょう。

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