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『神の教会』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 Ⅰコリント1:1-6

はじめに

本日は、教会について適用すべき福音の真理についてみてまいります。

Ⅰ.コリントにある教会

パウロは、コリント教会に起こった様々な問題に対して、福音の真理を適用します。最初に、彼は教会が「コリントにある」ことを語っています。これは、コリントだけではなく、いたるところにも教会があることを教えたものです(Ⅰコリント1:2)。コリント教会の人たちは、自分たちを誇って独善的になっていましたが、コリント教会も公同の教会に属する一つの教会なのです。

私たちは、具体的には個々の教会で信仰生活を送るので、そこに関心を集中します。しかし、私たちも公同の教会の一つであることを覚えるべきです。私たちは、大きな一つの神の教会(公同の教会)のつながりの中に生かされている者であり、それを理解することで地方教会である神召キリスト教会とそこに置かれていることの大きな恵みと意義を知ることができるのです。「教会はキリストのからだであり、すべてのものをすべてのもので満たす方が満ちておられるところです。」(エペソ1:23)

Ⅱ.神の教会

パウロは次に、コリント教会を「神の教会」と呼びます。教会はキリストのからだであり(エペソ1:23)、教会のかしらはキリストです(エペソ5:23)。このことを理解していなかったために、コリント教会に党派心をもって分裂や分派の問題が起きました(Ⅰコリント1:12)。人々は教会を自分たちの教会と考えて、教会を私物化し、自分たちの方法で運営し発展させていくことができると考えていたのです。神に起源を持つ教会は、神が育て、支配しておられるのです。人が主(ぬし)なのではなく、イエス・キリストだけが、教会の主なのです。

Ⅲ.キリストにあって召された者

最後に、パウロは全てのクリスチャンは、「キリスト・イエスにあって聖なる者とされ、聖徒として召された」者であると述べます。「聖なる者とされた」とは、「聖別された」という意味があります。全ての聖徒は、主イエスの十字架の贖いによって主と結ばれ、罪を赦され、神の子として取り分けられたのです。

コリント教会は、問題や欠けの多い教会でした。しかし、パウロは「あなたがたのことをいつも私の神に感謝しています」と語ります(Ⅰコリント1:4)。それは、コリント教会だけではなく、今日の教会も、主の一方的な憐れみと恵みによって存在を許されているからです。主イエスの十字架の贖いによって、私たちは罪赦され、神の子とされ、永遠の命を与えられました。ですから、心から主に感謝し、神の愛に応えて主の栄光を表す者としそれぞれの場所に遣わされましょう。

おわりに

私たちの教会もコリント教会と同じように、公同の教会に属する地方教会の一つです。主は引き続き、私たちに使命を与えて、ご自身の教会として憐れみと豊かな恵みをもって成長し続けさせてくださいます。「神の教会」とされていることを心から喜び、感謝し、神に栄光を帰す教会として成長させて頂きましょう。

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