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『人を汚すもの』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 マルコ7:14-23

はじめに

本日は、主なる神だけが人の罪を赦し、きよい者としてくださる救い主であるということを見ます。

Ⅰ.神の御心を知る

パリサイ人たちや律法学者たちは、律法を守るために昔の人々が定めた「言い伝え」を堅く守ることが救いの条件だと考えて、律法の本質を見失っていました。主は、彼らが「人間の言い伝え」によって、神のことばを無にしていることを示されました。

人間の言い伝えやしきたりは、それが作られた時は、それなりの理由や必然性があったのです。しかし、時代が移り変わり、状況が変化する中で、その言い伝えの必然性が失われていくことはよくあることです。私たちがつねに求めて守り行うべきことは、神の御心です。神の御言葉に従い、聖霊の導きによって神の御心を教えて頂きましょう。決して変わることのない神の御言葉に堅く立って、神の心を自分の心として、主に従い続けましょう(ピリピ2:5)。

Ⅱ.汚れは人の内にある罪による

主イエスは、群衆を再び「呼び寄せ」て、大切なことを教えられます。それは、「外から入って、人を汚すことのできるものは何もありません。人の中から出て来るものが、人を汚すのです。」(マルコ7:15)ということです。これは、人は外からのもの(食物)で「汚れる」のではなく、人の心から出てくる罪故の「悪い考え」が人を汚すということです(マルコ7:20-23)。

人は誰であっても、内から生じる汚れ、すなわち心を支配している罪に打ち勝って、自分をきよい者とすることはできません。ですから、御子イエスが、私たち罪人の身代わりとなって十字架で死んで下さったのです。主イエスを救い主と信じる者は、主と共に罪に死んで、父なる神が御子をよみがえらせたように、新しい主の命に生きる者とされたのです(ローマ6:4)。主にある新しい命に生かされている恵みを感謝し、御霊が結んでくださる「御霊の実」を豊かに結ばせて頂きましょう(ガラテヤ5:22-23)。

Ⅲ.主イエスだけが救い主

律法学者やパリサイ人たちは、「人間の言い伝え」によって、汚れている人を退け、避けて歩んでいました。それと同時に、きよさを保つことが出来ない人を裁いていました。主は、その様な彼らの心の内に、自分を義の基準とする罪を見抜かれ、それを偽善と言われたのです。

パリサイ人や律法学者たちの姿は、私たちの姿でもあります。自分で、救いや信仰者としての守るべきことを勝手に定めて重荷を負っていたり、「人の言い伝え」に縛られてはいないでしょうか。主イエスだけが、私たちの救いのために十字架の贖いを成し遂げて下さったお方です。主の救いの恵みを頂いた者として、主に倣って、主の愛に生きる者とさせて頂きましょう(ヨハネ15:12)。

おわりに

主イエスは、全ての人々を「呼び寄せて」、人の内にある罪を示されました。これは、人が真のきよさに生きることを教えるためでした。父なる神は、御子イエスを世に遣わし、十字架の贖いによる救いの道を与えて下さいました。誰でも、主イエスを救い主と信じて罪を悔い改めるなら、罪赦されて救いを頂くことができる幸いにあることを覚えましょう。

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