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『嵐を鎮めるイエス』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 マタイ8:23-27

はじめに

本日は、嵐さえも鎮められた神の御子イエスを見てまいります。

Ⅰ.信仰の訓練

弟子たちは、湖の向こう岸に渡ろうとして舟に乗りましたが、途中で大嵐にあいました。弟子たちが舟に乗ったのは、主の命令であり(マタイ8:18)、主に従ったからでした(マタイ8:23)。

これは、主イエスに従う生活にも嵐はあるということを私たちに教えています。神は、「嵐」という試練を通して、私たちが主をさらに深く知るように、また信仰を成長させようとされるのです(ヘブル12:6-7)。すべての信仰の訓練は、喜ばしいどころか、かえって苦しいものでしょう。しかし、これによって鍛えられた人々には、主は義という平安の実を結ばせて下さることを約束して下さっているのです(ヘブル12:11)。

Ⅱ.主に信頼する幸い

弟子たちは、嵐の舟の中で眠っている主を起こして、「主よ、助けてください。私たちは死んでしまいます」と言います。主は、「どうして怖がるのか、信仰の薄い者たち」と言われて、一言で嵐を鎮められました(マタイ8:26)。弟子たちは嵐を見ていましたが、主は弟子たちのうちに、彼らの信仰を見たいと願っておられたのです。すなわち、嵐を見て恐れるのではなく、主イエスを信頼する信仰です。 

日々に起こる様々な事柄の中で、私たちは主なる神に全信頼を置いているでしょうか。主なる神は、聖徒たちを確かな守りの御手の中に入れてくださっていて、私たちと共におられて、主の栄光を現して下さることを覚えましょう(ローマ8:28)。神は私たちを守り、まどろむこともなく眠ることもないお方なのですから(詩篇121:3-5)。

Ⅲ.舟に一緒に乗っておられる主イエス

主イエスは、私たちが経験するであろう全ての「嵐」において、いつも共に乗船しておられるのです。十字架の贖いを成し遂げ、三日目に復活された御子イエスは、「わたしには天においても地においても、すべての権威が与えられています。・・・わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます」と約束してくださいました(マタイ28:18-20)。

主は、私たちの究極的な恐れである死に完全に勝利してくださった上で、恐れることはないと語ってくださっているのです(ヨハネ16:33)。また、聖書は「私たちすべてのために、ご自分の御子さえも惜しむことなく死に渡された神が、どうして、御子とともにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがあるでしょうか。」(ローマ8:32)と教えています。私たち一人一人の内に共におられる主がおられるのですから、平穏なときも嵐の時も、主と共に信仰の歩みを続けてまいりましょう。

おわりに

主イエスは、私たち一人一人の人生という舟に同乗してくださっています。平穏な時も、どんな嵐の中でも、主は共にいてくださることを覚えて、主に信頼し、導いてくださっている歩みを続けましょう。一つ一つの嵐をくぐり抜ける時、主が用意してくださっているさらなる成長と祝福があることを覚えましょう。

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