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『赦しを与える神』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ヨハネ7:53-8:11

はじめに

本日は、罪人を赦し、新しく神と共に生きることを願われている主についてみてまいります。

Ⅰ.戒めは人を生かすためのもの

主イエスが宮で教えておられた時、律法学者とパリサイ人が、主を告発するために姦淫の場で捕らえられた女性を連れて来ました(ヨハネ8:6)。彼らは、主が律法に従うのか、ローマ帝国の定めに従うのかを見ようとしたのです。聖書は、「イエスは身をかがめて、指で地面に何か書いておられた」(ヨハネ7:6)と語るだけです。

神がご自身の指で書かれたものという時、十戒を思い出します(出31:18)。主は律法を定められたお方であり、その律法の本質を知っています。律法の本質は、神を愛すること、そして神に愛されていることを知った者が、その神の愛によって隣人を愛することです(マタイ12:30-31)。神の戒めは、人を生かすためのもので、人が戒めのためにあるのではないということを覚えましょう。

Ⅱ.神の御心を知る幸い

主は、「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの人に石を投げなさい」と言われました。主は、自分の罪が見えなくなっている人々の目を、自分の罪に向けるようにされたのです(マタイ7:1-5)。神の律法についての表面的な知識や人間の正義感で人を裁いていた人々に、神の本当の御心を示されたのです。それによって、年長者たちから始まり、一人一人去って行き、女性と主イエスだけが残りました(ヨハネ8:7-9)。

神のひとり子である主イエスは、父なる神の御心を知っており、その御心を行うために世に来られました。父なる神の御心とは、御子イエスを信じる者が一人も滅びることなく、永遠の命を持つことです(ヨハネ3:16)。主は私たち罪人の身代わりとなって十字架にかかり、神のさばきを受けて下さいました(ガラテヤ3:13)。私たちは、主が出会ってくださったことで、神の御心を体験し教えて頂いたのです。主の愛に満ちた赦しと救いの恵みを、感謝し、主の救いを語り伝えて行きましょう。

Ⅲ.新しく生かされる幸い

主は、この女性をさばく者がだれもいないことを見て、「わたしもあなたにさばきを下さない」と言われました。主は、女性の罪を軽く扱っているのではありません(ヨハネ8:10-11)。「これからは、決して罪を犯してはなりません」と言われたように、主は赦しを与え、神と共に新しく生きる道へと導かれたのです。

主がこの世に来られたのは、私たちの罪を赦すためです。主イエスは、この女性を含め、全ての人の罪を背負われ、十字架にかかってくださり、罪人が受けなければならなかった神のさばきを代わりに受けて下さったのです。だれでも神の前に立ち、罪を認めるとき、主はその罪を全て赦してくださり、新しく生かされる歩みを与えてくださるのです。今、神の御声を聞くなら、心を頑なにしないで、主の救いを受け入れようではありませんか。

おわりに

人には、神の赦しが必要です。主イエスの十字架の贖いによって、私たちは罪の赦しを頂き、神の恵みに生かされています。赦しの恵みをもって互いに仕え合いつつ、主を仰ぎ望んで歩み続けましょう。

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