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『永遠の大祭司キリスト』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ヘブル7:1-10、18-25

はじめに

本日は、主イエスはメルキゼデクの例に倣って、とこしえの大祭司であることを見ます。

Ⅰ.メルキゼデクの例に倣った大祭司

聖書は、主イエスは「メルキゼデクの例に倣って、とこしえの大祭司である」と語ります(ヘブル5:10、6:20)。「メルキゼデク」とは、キリストの予型です。主イエスこそ、義と平和をもたらす王であり、永遠の大祭司です(イザヤ9:6-7、エペソ2:14、Ⅰヨハネ2:1)。

旧約時代の大祭司は、年に一度の贖いの日に至聖所に入り、人の代表として神の前に出て、人々の罪の贖いのためにとりなしをする役目を担っていました(レビ16:11-34)。神の御子イエスは、罪人の身代わりとなって十字架で死なれ、三日後に復活して、永遠に大祭司となられました。父なる神と人との仲保者となってくださった主に、どんな時でも信頼して、神の救いと平和を頂きましょう。

Ⅱ.大祭司イエスが与えた新しい戒め

大祭司は、罪あるままでは神の前に立つことのできない人々のため、また律法違反のたびに生け贄を捧げて赦しを受けるための仲保者として必要でした。しかし、大祭司自身が人なので、律法を完全に成し遂げることはできませんでした。

主イエスは、私たちの罪をすべて背負って、十字架で身代わりとなってくださり、律法の行いではなく、信仰によって救われるという道を備えてくださいました。また、主によって父なる神との親しい交わりが許され、内に住んでくださる聖霊によって、私たち自身が神の宮とされました。私たちは、大祭司イエスによって与えられた神の恵みを頂き、主と共に歩み続けることができるようにされたことを感謝いたしましょう。主によって、祭司職が変わったことで、律法も更新されました(ヘブル7:12)。主イエスが与えられた、「主イエスが愛したように、互いに愛し合う」(ヨハネ13:34)新しい戒めに生きようではありませんか。

Ⅲ.永遠の保証となられた主イエス

アロン系の祭司には寿命があるので、その務めは息子たちが代々引き継いで行きました。しかし、御子イエスは、私たちと同じ人となってこの世に来てくださり、私たちの罪を背負って十字架で死んでくださいました。死後三日目によみがえられ、その後天に昇り、神の右の座に着いて、私たちのために大祭司として執り成しておられます。主は、永遠に生きて、祭司の務めを成しておられるのです(ヘブル7:24)。

永遠の大祭司である主イエスが、私たちと共にいて支え、導き、執り成し、永遠の保証を与えておられます。永遠の保証とは、主イエスを救い主と信じる信仰によって救われることです。私たちは、私たちを愛しておられる神に信頼して、その愛の中に憩い、キリストの恵みの中に生かされていることを感謝して、主の御名を崇めて行きましょう。

おわりに

主イエスは、「メルキゼデクの例に倣って、とこしえに大祭司」です。永遠の大祭司は、ご自身を十字架に捧げ、私たちのために執り成し続けてくださっています。私たちは、与えられたキリストの救いを堅く信じ、主に信頼して永遠の御国を目指して歩み続けましょう。

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