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『変わることのない神の約束』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ヘブル6:13-20

はじめに

本日は、決して変わることのない神の約束を見てまいります。

Ⅰ.信仰と忍耐の人アブラハム

聖書は、信仰と忍耐によって、約束のものを受け継いた人たちに倣う者となるよう励まします。その代表として、信仰の父アブラハムを挙げています。彼は、神の約束を受けましたが、望み得ない時にこそ神に信頼して忍耐を持って望みを抱き、約束のものを相続したのです(ローマ4:18)。ここで、「忍耐」とは、いつも神を信頼し続けて、神を信頼する心を失わないことです。

私たちの信仰生活において、困難や試練があります。しかし、アブラハムと共におられた神は、現代の私たちとも共におられるお方です。信仰と忍耐をもって約束のものを頂いたアブラハムに倣い、神への信仰と忍耐を持って進み続けましょう。「あなたがたが神のみこころを行って、約束のものを手に入れるために必要なのは、忍耐です。」(ヘブル10:36)

Ⅱ.変わらない神の約束

聖書は、神はアブラハムだけでなく、「約束の相続者たち」である私たち一人一人に対しても、神の約束と誓いによって、救いを与えていることを教えています(ヘブル6:16-18)。私たちに与えられた約束は、主イエス・キリストです。主イエスの十字架の贖いによって、主を信じる者には、罪の赦しと神の子とされること、そして永遠の命が与えられて御国の世継ぎとされています。この神の約束と誓いは、決して変わることはありません(ローマ11:29)。さらに、その保証として、全てのクリスチャンに聖霊が与えられています(エペソ1:14)。私たちの内に居られるキリストこそが、神が約束してくださった栄光の望みそのものであることを覚えましょう(コロサイ1:27)。

Ⅲ.キリストに錨を下ろす

聖書は、私たちの望みである主イエスは、私たちのたましいのために、安全で確かな錨のようなものであると語っています(ヘブル6:19)。さらには、「幕の内側にまで入って行くもの」であると教えています。「幕の内側」とは、天幕の至聖所のことで(出26:33)、神が臨在しておられるところです。

主イエスは、十字架の死と復活を通して、私たちの先駆けとして、天の至聖所に入られ、永遠にメルキデゼクの位に等しい大祭司となってくださいました。この主イエスによって、私たちの信仰は、確かで不動なものとされたのです。さらには、大祭司として私たちのために執り成し、御手を差し伸べてくださっているのです(詩篇16:8-11)。キリストという錨に、信頼を置くこと以上に幸いと安全はないことを覚えましょう。

結 び

私たちは、大きな希望と望みを与えられています。それは、主イエス・キリストです。主という希望は、たましいの安全で確かな錨のようなものです。決して変わることのない不動の神の約束に信頼して、約束の時まで忍耐を持って歩み続けましょう。

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