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『エマオの途上で』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ルカ24:13-35

はじめに

本日は、主イエス・キリストの復活を喜ぶイースター礼拝です。復活の主イエスと出会った二人の弟子の喜びについてみます。

Ⅰ.共に歩んでくださる主イエス

主イエスが復活された日に、二人の弟子がエマオという村に向かっていました。彼らは、主イエスが復活されたことを聞いていましたが(ルカ24:18-24)、それを信じることをせずに、失望と落胆の道を歩んでいたのです。主は、そんな彼らの所に来て、一緒に歩んでくださったのです。

主の復活によって、私たちは「死よ、おまえの勝利はどこにあるのか。死よ、おまえのとげはどこにあるのか」と高らかに勝利宣言をするのです(Ⅰコリント15:55)。そして、復活の主は、今も生きて私たちと共にいて、神の御国へと導き続けてくださっていることを感謝し、主の御名をほめたたえましょう。

Ⅱ.聖書を説き明かす主イエス

二人の弟子たちと共に歩まれた主イエスは、モーセおよびすべての預言者から始めて、聖書全体の中で、ご自分について書いてある事、すなわちキリストの苦しみと復活について彼らに説き明かされました(ルカ24:25-27)。後に、二人は、聖書の説き明かしを聞いている間、「心は内で燃えていた」と語りました(ルカ24:32)。

復活の主イエスは、今も真理の御霊を通して私たちに語りかけ、すべての真理に導き、御言葉を理解させてくださいます(ヨハネ16:13)。今も主は生きておられて、私たちに聖書の御言葉を説き明かして、聖霊によって心が燃やされる経験を繰り返し与えてくださいます。御言葉に堅く立ち、主イエスを証しする真理の御霊である聖霊を求め続けましょう。

Ⅲ.パンを裂いて渡された主イエス

二人の弟子たちは、夕刻になったので宿を取ることにします。二人は強いて、主を宿に案内し、一緒に食事をします。主が「パンを取って神をほめたたえ、裂いて彼らに渡される」と、二人の目が開かれ、復活の主イエスだと分かります(ルカ24:28-30)。食事を共にすることで、親しい交わりが生れたのです。主との交わりを、最も深く体験させるのは聖餐式です。それは、まさに主との親しく深い霊的交わりです。

二人は、復活の主イエスであると知って、ただちに今来た道を引き返してエルサレムに戻ります(ルカ24:33)。それは、主イエスが復活されたことの証人として、キリストの救いを人々に宣べ伝えるためでした(ルカ24:48)。やがて、これら二人を含む、エルサレムにとどまった主の弟子たちは、約束の聖霊を受けて、力を与えられ、キリストを大胆に宣べ伝えて行く証人として遣わされて行きました(使徒1:8)。今日の私たちにも、聖霊が与えられているのです。聖霊の助けと力を頂いて、主の救いの喜びを大胆に宣べ伝えて行きましょう。

結 び

エマオの途上にあった二人の弟子の歩みは、復活の主が出会ってくださったことで、喜びと希望の歩みに変えられました。さらには、主の復活の証人として、福音を宣べ伝える使命が与えられました。今日の私たちも、復活の主の命に与る者とされたことを感謝し、この喜びを宣べ伝えて行こうではありませんか。

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