礼拝説教

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『イエスの宣教』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 マルコ1:29-39

はじめに

本日は、主イエスを証しする者とされた幸いをみてまいります。

Ⅰ.主の癒しと宣教

主イエスは、神の救いの恵みの支配が始まっていることを伝え、その恵みに人々を招くためにこの世に来てくださいました。主イエスが安息日に会堂で教え、汚れた霊につかれた者を解放し、病む者を癒す御業を行われたのは、神の支配のはじまりの一つのしるしでした。

主は、人々が神の前に罪を悔い改めて、福音を信じて新しく生きることを妨げようとする様々な悪しき力を、神の子としての権威をもって打ち破られたのです(マルコ1:22)。神の国、すなわち神の恵みの支配は、すでに始まっていることを覚えて、主を信じて従ってまいりましょう。

Ⅱ.主の御心を知る祈り

主イエスは、安息日が終わってからも、多くの人々に福音を宣べ伝え、癒しの御業を行われました。それでも、朝早くまだ暗いうちに起きて、人里離れた所へ行き祈られたのです。主は、その働きを、まず父なる神の前に出て祈ることからはじめていたのです。それは、父なる神の御心を知って、行うためでした(ヨハネ5:30)。さらに、弟子たちの働きのための執り成しの祈りでもありました。

「キリストは、肉体をもって生きている間、自分を死から救い出すことができる方に向かって、大きな叫び声と涙をもって祈りと願いをささげ、その敬虔のゆえに聞き入れられました。」(ヘブル5:7)私たちも主に倣って、神の御心は何か、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを教えて頂き、主の御業を行うものとさせて頂きましょう。

Ⅲ.福音を伝える者とされる

神の福音を宣べ伝えることは、主イエスの働きです(マルコ1:39)。しかし、主は一人でこの働きをされたのではありませんでした。弟子たちに向かって、「さあ、近くにある別の町や村へ行こう。わたしはそこでも福音を伝えよう」(マルコ1:38)と言われた主は、弟子たちが福音を宣べ伝えるための備えをされていたのです。

私たちも、この時の弟子たちと同じように、福音を宣べ伝えるために召されています。神の御子としての権威と力とをもつお方が、「わたしについて来なさい」と私たちを招いておられるのです。主は、私たちのために祈り、私たちに伴って下さるのです。主の招きに応えて主に従い、主の救いの良き訪れを語り伝えて行きましょう。

結 び

主イエスの使命は、神の福音を宣べ伝えることでした(マルコ1:15)。そのために、主は弟子たちを連れて他の町や村で福音を宣べ伝えられました。主の十字架という代価によって神の民とされた私たちは、主の贖いに感謝して主と共に歩み、主の救いを証しする幸いに生きる者とさせていただきましょう。

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