礼拝説教

礼拝メッセージ

ホーム > 礼拝説教:2023年礼拝メッセージ

『目を上げて畑を見なさい』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ヨハネ4:27-42

はじめに

本日は、主と出会ったサマリアの女性の変わり様と、その影響について見ます。

Ⅰ.水がめを置いたサマリアの女性

水を汲みに井戸に来ていたサマリアの女性は、主イエスとの話しの後、水がめを置いて町へ帰ります。それは、自分がしたことを何もかも言い当てた人が、もしかするとキリストかもしれないと思ったからでした(ヨハネ4:29)。これまで人目を避けて生きてきた人が、人の多く居る町へと行くまでに変えられていたのです。

彼女は、「水がめを置いた」とある様に、神の永遠のいのちへの水を知ったことで、魂の渇きを癒され、問題の根本を解決され、これまでの重荷から解放されたのです。彼女が、神によって変えられた様に、今日の私たちも、キリストの十字架の贖いによって新しく造り変えられ、キリストに似る者に変えられていることを覚えましょう(Ⅱコリント5:17)。

Ⅱ.主イエスの「食べ物」

主の所に帰ってきた弟子たちは、買って来た食物を主に差し出します。しかし、主は食事をしないで、「わたしには、あなたがたが知らない食べ物があります」と答えられました(ヨハネ4:32)。主が言われる「食べ物」とは、人の肉体の命を生かす食物のことではなく、霊的な満たしを与える霊の糧のことです。具体的には、父なる神の御心を行い、その御業を成し遂げることです。

神の御心とは、「すべての人が救われて、真理を知るようになること」です(Ⅰテモテ2:4)。また、神の御業を成し遂げるとは、主ご自身が十字架の贖いの御業を完成するということです。主は、十字架において、父なる神の御心を行い、救いの御業を成し遂げて下さいました。主の救いを頂いた私たちは、神の愛と恵みに感謝して、福音を伝え主の「食べ物」に与る者とさせて頂きましょう。

Ⅲ.成長させて下さるのは神

主は、魂の救いについて教えています。この世では種まきから収穫まで、期間を要します。しかし、神の御業においては、種まきと刈り入れをする者が違う場合があることを教えています。しかし、「蒔く者と刈る者」のどちらも、神からの報いが与えられることを教えています(ヨハネ4:35-38)。

今日において、決心者が起こされる時、すでに他者によって御言葉の種が蒔かれていて、それが成長していたということが多くあります。使徒パウロは、「私が植えて、アポロが水を注ぎました。しかし、成長させたのは神です」と語っています(Ⅰコリント3:6)。成長させて下さるのは神なのですから、私たちがどのような働きを与えられても、父なる神の御心を行い、与えられた働きを感謝して行いましょう。主は、「目を上げて畑を見なさい。色づいて、刈り入れるばかりになっています」(ヨハネ4:35)と語られたのですから。

結 び

サマリアの女性は、主が出会って下さったことで、その人生が変えられて行きました。彼女は、「永遠のいのちへの水」を頂き、主の「食べ物」にも与りました。主の救いを頂いた私たちも、主の収穫の喜びへと派遣されています。どの様な主の働きであっても、主の報いは必ずあることを覚えましょう。

このページのトップへ

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団

神召キリスト教会

Copyright (C) Shinsho Church. All Rights Reserved.
〒114-0023 東京都北区滝野川 6-64-9
最寄り駅:JR板橋駅東口から3分/都営三田線新板橋駅から6分