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礼拝メッセージ

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『星に導かれて』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 マタイ2:1-12

はじめに

本日は、誕生された幼子イエスを礼拝するためにやってきた、東方の博士たちの姿を見てまいります。

Ⅰ.すべての人に与えられた救い主

「東の方の博士たち」は、幼子イエスを礼拝するためにやって来ました。彼らは異邦人で、律法に反する占星術師(レビ19:26、申18:10)であり、神の救いからは非常に遠いと考えられていた人たちでした(マタイ2:2)。しかし、神の救いから最も遠いと見られていた人々にさえも、救い主の誕生が知らされたのです。

神の御心は、罪人が滅びることではなく、真理の光に照らされて神に立ち返り、神と共に生きることです(エゼキエル18:23)。そのためにこそ、父なる神は、私たちの救いのために御子イエスを世に遣わしてくださいました。御子イエスを信じる者は、だれでも神の救いを頂くことができるのです(ヨハネ3:16)。主の招きと導きを受け入れて、主の救いを受け取りましょう。

Ⅱ.真の王イエス・キリスト

ヘロデ王やエルサレムの人々は、真の王であるイエスの誕生を喜ぶどころか、動揺し恐れます(マタイ2:3)。ヘロデ王は、自分の王位が危うくなることを恐れ、またエルサレムの人々は、ヘロデに不満を抱きながらも、王が変わることで自分の生活や状況が変わってしまうことを恐れたのです。

ヘロデ王やエルサレムの人々の姿は、神を知らない人々の心の状態を表しています。人はその罪ゆえに、自分の心の王座に自分自身を置くことを願い、真の王である主イエスを王座に迎えることに恐れと不安を覚えるのです。しかし、真の王は主イエス・キリストです。主は、私たちの心の外に立って戸をたたいておられます。主の声を聞いて戸を開けるなら、主はその人のところに入ってくださり、真の自由と平安を与えてくださるのです(黙3:20)。柔和でへりくだっている主イエスは、魂に安らぎを与えてくださるお方なのですから(マタイ11:9)。

Ⅲ.人を照らす命の光、キリストを目印として

東方の博士たちは、ヘロデ王に謁見した後、再び星に導かれて幼子イエスの所にたどりつきます。そして、幼子イエスを礼拝し、贈り物を捧げました。その後、彼らは夢の中で語られた神の声に従って、ヘロデの所には戻らず、「別の道から自分の国に帰って」行きました(マタイ2:11-12)。

私たちは、「暗闇を照ら人の光」(ヨハネ1:4-5)である主イエスによって、救いを頂き、罪の暗闇の中で光である主を目印に、神と共に歩み、神を礼拝する者とされました。主イエスによって始められた信仰の歩みを、人の力によって完成するようなことになってはなりません(ガラテヤ3:3)。むしろ、自分自身を生きた聖なる捧げものとして神に捧げ、御言葉に聞き、聖霊の導きに従う喜びの道を歩み続けようではありませんか(ローマ12:1)。

結 び

東の方からやってきた博士たちは、「星」を目印に幼子イエスを探し当て礼拝をしました。私たちも、主の救いの恵みに感謝しつつ、来る新しい年も、御言葉と聖霊の導きによって、真の命の光である主イエスから目を離さずに歩んで行きましょう。

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