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『万軍の主の熱心が成し遂げる』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 イザヤ9:1-7

はじめに

アドベント第2週は、罪人を赦して救いたいと願われる万軍の主の熱心を見ます。

Ⅰ.闇に輝く光

主イエスが誕生される約700年前、南ユダ王国はアッシリア帝国の侵攻によって、滅ぼされるのは時間の問題という状況でした。その様な時代の中で、イザヤは「みおしえと証しに尋ねる」(イザヤ8:20)ならば、「闇の中を歩んでいた民は大きな光を見る。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が輝く。」(イザヤ9:2)という神の御言葉を語りました。彼は、人が頑張って切り開いていく将来ではなく、神の約束を信じて従うときに、神が備えてくださる幸いな将来を語ったのです。

今も変わらない神は、どんなときにも、私たちの「避け所」となってくださり、神に信頼する者に必要な知恵や力を与えてくださいます。神の御言葉は、私たちの歩みの光なのですから(詩篇119:105)。

Ⅱ.光はイエス・キリスト

主は、イザヤを通して、暗闇の中で輝く光について教えます。それは、「ひとりのみどりご、・・・ひとりの男の子」として生れるお方で、このみどりごこそが、メシヤなるキリストであることを教えています。そして、このみどりごは、「主権はその肩にあり、その名は『不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君』と呼ばれる」(イザヤ9:6)お方なのです。

イザヤを通して語られた「みどりご」とは、主イエスのことを示しています。神のひとり子である主イエスは、人と同じくなられて、私たちの内に居て、私たちの歩みを照らす光となってくださいました。光は、闇を打ち破るのです(ヨハネ1:5)。私たちは、主イエスの十字架の贖いによって「以前は闇でしたが、今は、主にあって光とされた」のです。主の憐れみを受けて神の子とされたのですから、「光の子どもとして歩」ませて頂きましょう。

Ⅲ.万軍の主の熱心によって

イザヤのメシヤ預言は、人の目には希望が持てないような状況において語られたもので、その時の現実を前にしては夢物語のようだったでしょう。しかし、「今よりとこしえまで。万軍の主の熱心がこれを成し遂げる。」(イザヤ9:7)と語られた主は、救い主イエスを世に遣わし、真の救いを与えてくださったのです。父なる神の私たち人に対する愛ゆえの「熱心」は、キリストの十字架に現わされました。主は、「今よりとこしえまで」と語られたように、今も変わらず、そしてこれからも、罪のために永遠の滅びに向かっている人々に、罪の赦しと、神のいのちを与えようとしておられます(Ⅰテモテ2:4)。主は、先に救いを頂いた私たちを、キリストを証しする者として用いて下さいます。アドベントのこの時期、主イエス・キリストを宣べ伝える良い時です。主の熱心を私の心とさせて頂き、主の救いの恵みを隣人に証しして行きましょう。

結 び

御子イエス・キリストを信じる者は、だれでも救われます。主の十字架の贖いに、「万軍の主の熱心」が現わされています。これに対して、人が為し得ることは、主が与えている救いを受け入れることです。主イエスを信じて心に迎え入れるなら、主はその人と共に住んでくださり、神の国がその人の内に建て上げられていくのです。

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