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『思い直される神の愛』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ヨナ3:1-10

はじめに

本日は、主がヨナを主の働きのために、もう一度立たせて用いてくださるという恵みを見ます。

Ⅰ.全てのことを働かせて益とする

ヨナを助け出された主は、再び彼をニネベに遣わします(ヨナ3:2)。この時のヨナは、最初の時とは違って、主のために整えられた者とされていました。大魚の腹の中の苦しみを通ったことで、赦しを与える主の憐れみと、救いは主のものであることを深く知り、体験したからです。

主は、不従順なヨナを、主の働きに相応しい者へと恵みによって整えられたのです。使徒ペテロは、主を三度知らないと言って、主を裏切りました(ルカ22:31-34)。しかし、主はもう一度ペテロを立たせ、初代教会の指導者としました。今日においても、主はすべてのことを働かせて益としてくださるお方であることを覚えましょう(ローマ8:28)。

Ⅱ.神の御心は全ての人が救われること

ヨナは、主に従って出て行き「あと四十日すると、ニネベは滅びる」(ヨナ3:4)と語り伝えました。その結果、人々はヨナの言葉を聞いて、ニネベの王を含む町全体が悔い改めました。その悔い改めは、王の布告によって、人だけではなく、家畜に関することにまで及ぶものでした(ヨナ3:5-9)。

神は、ニネベの人々の真の悔い改めを見て、わざわいを下すのを思い直されました(ヨナ3:10)。主は、不従順なヨナを悔い改めへと導かれたように、罪に染まったニネベの人々に対しても同様に、悔い改めて神に立ち返るように導かれたのです。主の御心は、罪人が滅びることではなく、主の前に悔い改めて生きることです(エゼキエル18:23)。父なる神は、私たちの救いのために、御子イエスを遣わされ、十字架による救いを成し遂げてくださいました。この救いは、全ての人のためのものです。

Ⅲ.今という恵みの時

主なる神の御心は、ヨナとニネベの町の人々への取り扱いに表われされています。神の御心は、今は、御子イエスを世に遣わしてくださり、十字架の贖いを成し遂げてくださったことに示されています。主イエスを信じる者は、だれでも神の救いをいただけるのです(使徒2:21、エペソ2:8)。

ここで、ニネベの町の人々に与えられた悔い改めの期間は「四十日」でした。聖書は、ニネベだけではなく、救いを受けられる恵みの期間を定めていることを語っています。主イエスも、再臨の時が定まっていること、そして一切のものをそのさばきのもとに置かれることを語っています(マタイ24章、使徒1:10-11等)。今は恵みの時、今は救いの日です(Ⅱコリント6:2)。救いの門戸が開かれているこの時、主イエスの救いを頂きましょう。また、すでに主の救いを受けているなら、「恐れおののいて自分の救いを達成するよう努める」(ピリピ2:12)と共に、主の救いを人々に宣べ伝えて行きましょう。

結 び

主はヨナを救い、再び主の使命を果たせるように彼を整えられました。主は、憐れみと恵みによって、ヨナのように主に逆らった者でも、赦しを与え使命を全うするための機会を与えてくださいます。今この恵みの時に、主の救いを受け入れ、主に委ねられた使命を果たさせて頂く幸いに歩み続けましょう。

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