礼拝説教

礼拝メッセージ

ホーム > 礼拝説教:2022年礼拝メッセージ

『追いかけてくる主の救い』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ヨナ1:1-5、11-17

はじめに

本日の聖書箇所から、神は全ての人が救いを受けることを求めておられることを見てまいります。

Ⅰ.神の御心に従う幸い

ヨナは、北イスラエル王ヤロブアム時代の預言者でした。彼は、神からアッシリヤ帝国の首都ニネベに行き、人々に悔い改めのメッセージを伝えるよう命じられます。彼は、「主の御顔を避けて」、命じられた所とは正反対のタルシシュへ逃れようとします(ヨナ1:1-3)。敵であるニネベのために、救いを語りたくなかったからです。

主なる神には、エルサレムと同様に、ニネベの救いも大事だったのです。神の御心は、私たちの考えや思いとは異なります(イザヤ55:9)。父なる神は、私たちの救いのために、ご自分の御子さえも惜しまず死に渡されたお方です。私たちに最善のことを為し、行うべき事も示してくださることを覚えて、主の御心に従ってまいりましょう(ローマ8:32)。

Ⅱ.神の賜物と召命は変わらない

ヨナが逃げるために乗った船は、嵐に巻き込まれて沈没しそうになります。嵐を神の怒りと考えた船員たちは、くじを引いてヨナが原因だと分かります(箴言16:33)。ヨナは、自分に嵐の原因があること認めて、ことの次第を告白し、自分を海に放り込むようにと頼みます(ヨナ1:4-15)。しかし主は、死を望んだヨナを、大魚に呑み込ませて救います(ヨナ1:17)。ニネベに救いのご計画を持っておられる主は、ヨナに対してもご計画をお持ちで、ご自身の選びの御手の中で取り扱われたのです。

主は、私たちを選び、ご自身のご計画のために任命してくださいました。それは、私たちが主にあって実を結び、その実が残るようになるためです(ヨハネ15:16)。「神の賜物と召命は、取り消されることがないからです。」(ローマ11:29)あなただけが結ぶことのできる主にある実を結ばせて頂きましょう。

Ⅲ.主は私たちをも用いてくださる

神は、逆らって離れようとするヨナに、憐れみを与えて御言葉に従う歩みに立ち返るように導かれました。さらに、ヨナが神に不従順であった時でさえ、乗船者全員を救いに導くために用いられました(ヨナ1:16)。ここに、すべての人を救いたいと願う神の御心が示され(Ⅰテモテ2:4)、御言葉が貫かれることが教えられています。それは、ヨナのように不従順な預言者であっても、神の御心とご計画は成し遂げられることを表わしています。

今も変わらない神は、私たちを御手の中で、神の栄光のために用いてくださるのです。主は、私たちに「主の御顔を避ける」ことをやめて、逆に主の御顔の光を求める歩みへ進むようにと招いておられます。この招きに応えて、主の偉大な救いの御業を見させて頂きましょう。

結 び

神は、イスラエルの敵ニネベの人々さえも救いたいと願われました。そのために、ヨナという預言者を用いられました。神は、私たちクリスチャンを通してキリストの救いを示そうとされています。主の証し人として遣わされていることを覚えて、主の救いを隣人に伝え続けましょう。

このページのトップへ

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団

神召キリスト教会

Copyright (C) Shinsho Church. All Rights Reserved.
〒114-0023 東京都北区滝野川 6-64-9
最寄り駅:JR板橋駅東口から3分/都営三田線新板橋駅から6分