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『狭い門から入りなさい』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 マタイ7:13-14

はじめに

本日は、主イエスによる以外に、真実の救いと自由は無いことをみてまいります。

Ⅰ.狭い門、イエス・キリスト

主イエスは、「狭い門から入りなさい」と語られました。「狭い門」とは、多くの人々が殺到して入れなくなるようなこの世の「門」のことではなく、救い主イエス・キリストのことです。聖書は、「この方(イエス・キリスト)以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人間に与えられていないからです。」(使徒4:12)と語っています。

主イエスによってしか救いがないので、人の目には「狭い門」と見えるのです。しかし、父なる神の御心は、「御子(イエス・キリスト)を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つ」ことです。そのために、神はひとり子イエスを世に遣わされたのです(ヨハネ3:16)。狭い門から入りなさいとは、どこまでも主イエスによる命の道への招きであることを覚えましょう。

Ⅱ.細い道、主と共に歩むこと

主は続けて、「いのちに至る門はなんと狭く、その道もなんと細いことでしょう。そして、それを見出す者はわずかです」と語られました。これは、主イエスを信じて歩むようにとの招きでもあります。

神の導きと教えに生きることは、人の目には一つしかない「細い道」に見えるでしょう。しかし、主は「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。」(ヨハネ14:6)と語られました。主イエスだけが、私たちを父なる神の御許へと導いてくださるお方なのです。主は、「あなたが右に行くにも左に行くにも、うしろから『これが道だ。これに歩め』」(イザヤ30:21)と語りかけ、神の義の道へと導いて下さるのです。主の導きに従って歩み続ける幸いに感謝しましょう。

Ⅲ.主は狭い門をとおり、細い道を歩まれた

狭い門から入り、細い道を歩むとは、具体的にはこれまで主が語られてきた山上の説教(マタイ5:1-7:12)で語られたことに従って生きることです。山上の説教では、父なる神のもとで神の子として生きることの幸いが教えられました。

具体的には、天の父なる神に祈ること(9-13)、天に宝を蓄えること(マタイ6:19-21)、まず神の国と神の義を求めて、明日のことを心配しないで神に委ねること(マタイ6:25-34)、さばかないこと(マタイ7:1-5)などです。

主イエスのこの地上での生涯は、父なる神の御心のままに「狭い門から入り、細い道を歩む」歩みそのものでした。それは、十字架の死に至るまでのものであり、人々から軽蔑され捨てられる歩みでもありました。しかし、その歩みは最後には復活の命に至る勝利の道でした(ピリピ2:6-9)。主の十字架によって、神が私たちの罪を赦し、私たちを神の子として新しく生かして下さったのです。救いを頂いた私たちも、主イエスと共に、狭い門から入り、命に至る細い道を歩み続けてまいりましょう。

結 び

人が罪を赦され、真の救いを頂くのは、主イエスを救い主として信じて主と共に歩むことによります。それは、狭い門を通り、細い道を歩くようにしか見えないことです。しかし、信じる者には、確かで、真実な歩みなのです。

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