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『主は焼き尽くす火、熱情の神』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 申命記4:1-10、15-24

はじめに

本日は、神の約束の地カナンに入る直前に、モーセが民に再び語った神の熱情について見ます。

Ⅰ.神の掟と定めを聞いて行う幸い

モーセは、約束の地を目前にして、民がその地を所有するために必要なことを遺言として語りました。それは、モーセが教えた神の掟と定めを、忠実に行ないなさいという命令でした(申命記4:1)。

イスラエルの民も、そして現代の私たちも、神の御言葉を自分勝手に理解しようとしたり、受け入れないということがあるのではないでしょうか(Ⅱテモテ4:3)。御言葉を、自分の思いに合わせて造り変えてしまうことは、神に従って、信仰をもって生きることにはなりません。モーセが命じたように、神の御言葉を信じて受け入れることが祝福の基です(申命記4:2)。神の御言葉の約束は必ず成就し、神に信頼する者を神は軽んじられないのですから(ローマ9:33)。

Ⅱ.神に信頼する者を通して現される幸い

モーセは、主の掟と法に従って生きることは、これから共に生きる他国の民に、神の「知恵と良識」の幸いを証しすることになると教えます(申命記4:6)。神の御言葉に従って生きることで、主は聖徒たちだけではなく、周囲の人々にも神の知恵と良識に生きることの幸いを証しされるのです。

初代教会時代のクリスチャンたちは、心を一つにして宮に集まり、「いつも、使徒たちの教えを守り、交わりを持ち、パンを裂き、祈りをして」いました。主は、そのような聖徒たちを通して、「民全体から好意を持たれ、・・・毎日、救われる人々を加えて一つにしてくださった」のです(使徒2:42-47)。今も変わることのない主は、教会を通して祝福を与え、ご自身の栄光を現してくださることを覚えましょう。

Ⅲ.熱情の神

聖書は、主の御言葉に忠実に従って生きるためになすべきことを教えます。一つは、主なる神による救いの恵みを忘れず、それを心から離さないで、しっかりと心に刻みつけることです。もう一つは、神の恵みを子や孫をはじめとして隣人に語り伝えることです(申命記4:9)。

神の御言葉の力は、それを語り伝えていくことによって更に力強く示されます。人には他の人を救う力はありません。しかし、「熱情の神」の願いは、「すべての人が救われて、真理を知るようになること」です(Ⅰテモテ2:4)。神の恵みによる「熱情」は、神のひとり子イエスの十字架の死と復活において示され、全て信じる者に与えられました。神の「熱情」は、主を畏れ敬って生きるように私たちを造りかえるのと同時に、神の愛、熱情を、家族や隣人に語り伝える者としてくださるのです。人を救おうとされる主の心を自分の心として、私たちの隣人の救いのために、執り成しの祈りを続けて行きましょう。

結 び

モーセが語る神の「熱情」は、御子イエス・キリストの十字架の贖いに示され、与えられました。主の救いを受けた私たちは、その御業を決して忘れず、心から離すことなく歩み続けましょう。そして、主の救いの御業、熱情を、家族や友人たちに語り伝えて行きましょう。

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