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『キリストこそ平和』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 エペソ2:11-22

はじめに

8月は「平和月間」です。本日は、キリストこそ私たちの平和であるということを見てまいります。

Ⅰ.キリストこそ私たちの平和

聖書は、「キリストこそ私たちの平和です」と宣言します。それは、「キリストは私たち二つのものを一つにし、ご自分の肉において、隔ての壁である敵意を打ち壊し」て下さったからです(エペソ2:14)。

人は神に対する罪のために、神に敵対し、神のさばきを受けるしかない者でした(エペソ2:12)。しかし、主イエスの十字架の贖いは、「隔ての壁である敵意」を打ち壊したのです。主イエスを信じて心に迎え入れる全ての者は、罪赦され、神の子とされ、永遠の命を与えられるのです。また、主イエスの御名によって「アバ。父よ」と呼ぶことのできる神との交わりに生かされるのです。真の平和は、主なる神との平和を頂くことから始まることを覚えましょう。

Ⅱ.平和の絆キリスト

当時のエペソの教会は、ユダヤ人と異邦人の間に「平和」を見ることができませんでした。ユダヤ人は、律法の真の意味を見失って、律法を持たない異邦人を区別し蔑んでいたのです。パウロは、主イエスの十字架は、「律法を廃棄した」と教えます。それによって、ユダヤ人も異邦人も、主イエスを信じる信仰によって救われ、両者が神の民とされるという平和が生れたのです(ローマ10:13)。

主は、律法そのものを廃棄されたのではありません(マタイ5:17)。十字架によって律法を完成し、信仰によって救われるという道を備えてくださったのです(エペソ2:15、ガラテヤ3:13)。主の十字架によって、私たちは律法の行いではなく、信仰による救いを頂いたのです。同じイエス・キリストという「平和の絆で結ばれて、御霊による一致」を与えられ、キリストの体なる教会を構成するものとされていることを感謝しましょう。

Ⅲ.キリストの平和をつくる者として

平和のキリストによって、「新しい一人の人」(エペソ2:15)が造り上げられるとありますが、これはキリストの体である教会のことです。教会には、様々な人々が呼び集められています。人間的な思いにおいては、対立や意見の違いなどがあるでしょう。しかし、共に主イエスによる罪の赦しの恵みに与り、キリストの体である教会のえだとされているのです。

キリストに召し集められた者たちは、平和のキリストにあって、共に築き上げられ、御霊によって神の御住まいとされ続けて行くのです。この恵みを覚えて、主と共に歩み続けると共に、「平和をつくる者」とされていることを覚えて(マタイ5:9)、神との平和に生きる幸いを証ししていく者とされましょう。

結 び

キリストこそ私たちの平和です。主は、十字架によって神との平和を与えてくださいました。父なる神との真の平和を頂いた私たちは、平和をつくる者ともされていることを覚えて(マタイ5:9)、神の平和キリストを隣人に伝えて行きましょう。

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