礼拝説教

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『その方が来ると』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ヨハネ16:1-16

はじめに

本日は、「その方」、すなわち助け主である聖霊が来られた時の幸いについて見てまいります。

Ⅰ.主は私たちをよく知っておられる

主イエスは、十字架を前にして、弟子たちがこれから受ける迫害について語られました。それは、人々が父なる神も御子イエスも知らないために起こることであると教えています(ヨハネ16:1)。

主イエスを信じて神の民とされた私たちは、罪から解放され、悪魔の支配下から神の支配下に移されたのです(使徒26:18)。この世にあっては、私たちをキリストから離そうとする様々なこととの戦いがあります(エペソ6:12)。主は、「あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」(ヨハネ16:33)と語ってくださっています。主の御言葉に堅く立ち続け、聖霊の導きに従って信仰の歩みを続けましょう。

Ⅱ.遣わされた助け主なる聖霊

弟子たちは、主が自分たちから離れていくことを悲しんでいました。そんな彼らに、主は、自分が弟子たちのもとから去って行くことは、実は彼らにとって益となることを語られたのです(ヨハネ16:7)。それは、主が去って行くことで、弟子たちのところに「助け主」が遣わされるからです。

「助け主」とは、主イエスと全く同じように助けてくださる聖霊のことです。主イエスは、人と同じくなられた時は、地上では私たちと同様に、時間や空間の制限を受けました。しかし、聖霊は制限されることなく、聖徒と共に居られて、直接助け励ましてくださるのです。主にある私たちも、弟子たちのように悲むことがあるでしょう。しかし、主にあっては、失うことから、かえってさらに新しい善いものが与えられる機会でもあることを覚えましょう。「主は恵みと栄光を授け、正しく歩く者たちに、良いものを拒まれ」(詩篇84:11)ないのですから、最も良いものである聖霊を、求めるものには必ず与えてくださるのです(ルカ11:13)聖霊を私たちの内にお迎えしましょう。

Ⅲ.キリストを証しするお方

「その方」、すなわち聖霊は「罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを認めさせます」(ヨハネ16:8)。この聖霊の働きは、世に対してのもので、いかなる状況にあっても、主イエスとその救いを人々に理解させ、信仰に導いてくださるものです。

主は、ペンテコステの日に、約束の聖霊を遣わし、私たちをその恵みの下に生きる者としてくださいました。聖霊は、人々の心の目を開き、罪を自覚させ、救いへと導いてくださるお方です。このお方に聞き、導かれて、どんな時にも主イエスを証しし、神の御国の完成のために用いられる歩みを続けさせて頂きましょう。

結 び

主イエスは、私たちの罪の身代わりとなって、十字架の贖いを成し遂げてくださいました。それによって、聖霊が全ての聖徒たちに与えられています。このお方は、人の心の目を開き、罪を自覚させ、主の救いへと導いてくださいます。聖霊が、なおも私たちの内に臨まれることを求めてまいりましょう。

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