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『神の憐れみと忍耐によって』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ローマ2:1-16

はじめに

本日の聖書箇所から、全ての人に注がれている主の救いの恵みを共にみてまいります。

Ⅰ.全ての人に語られている神の言葉

パウロは、ユダヤ人とか異邦人に関係なく、全ての人は罪のために神のさばきのもとにあることを教えます(ローマ2:1)。ユダヤ人たちは、自分たちが神に選ばれた特別な民であり、さばきを受けることはないと、間違った信仰理解をしていたのです。さらには、救いを受け入れるべきなのは異邦人であるとして、彼らを蔑むまでになっていたのでした。

主イエスの十字架の贖いなくしては、人には救いはありません。主はいつも、様々な手段や人を通して、人々に主イエスの救いの福音を示しておられます。主が語られている御言葉を、自分自身に語られた言葉として受けとめましょう。主の御言葉を受けとめるとき、その人は主によって、キリストに似るものとされて行くのです。

Ⅱ.聖霊は人を主に導いてくださる

パウロが、同胞のユダヤ人たちを厳しく告発し、その罪を指摘したのは、同胞たちが悔い改めて、主イエスの救いを受けて、主の御名がほめたたえられるためでした。神のさばきは、ユダヤ人や異邦人の区別なく全ての人に臨んでいるのです(ローマ2:8-9)。だからこそ、主イエスの救いも全ての人に示されています(ローマ2:7)。

今は、キリスト教会が新しい神の民です。教会時代の神の民の内には、聖霊が共におられて、人を悔い改めに導き、神の豊かな慈愛と忍耐と寛容をいつも思い起こさせてくださいます。聖霊を内に迎え入れ、御言葉と御霊に導かれて、神を礼拝し、主に従って行く幸いに歩み続けましょう。神の救いの恵みに与っているものとして、常に、主との正しい関係の中に生かされ続けて頂きましょう。

Ⅲ.神のさばきの日に備える

パウロは、「私の福音によれば、神のさばきは、神がキリスト・イエスによって人々の隠れたことをさばかれる日に、行われるのです。」(ローマ2:16)と、語ります。これは、主イエスの再臨の時に、主の最終的なさばきがあることを教え、それに備えるべきことを勧めています。

神のさばきは、世の終わりの日に、ユダヤ人にも、異邦人にも、等しく臨みます。「不義をもって真理をはばむ」のではなく(ローマ1:18)、主イエスを信じ、神に喜ばれる歩みを求めて行きましょう。主イエスのもとに来るなら、魂に安らぎを得て、どんなさばきにおいても恐れることはないのですから。

結 び

人は皆、罪のためにユダヤ人も異邦人もなく、永遠の滅びが定まっていました。しかし、神の御子イエスの十字架の贖いによって、救いの恵みが全ての人に与えられました。主イエスによる救いという、神のいつくしみにとどまり続けるとき(ローマ11:22)、主が与えてくださる豊かな命に生かされる幸いがあるのです。主の忍耐と憐れみをもって、福音を伝えようではありませんか。

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