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『飼葉おけの救い主』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 ルカ2:1-20

はじめに

クリスマスおめでとうございます。本日は、キリストの御誕生を見てまいります。

Ⅰ.主は約束を必ず成し遂げられる

主イエスが誕生したのは、皇帝アウグストの時代でした(ルカ2:1)。ヨセフとマリヤは、皇帝の勅令によって住民登録をするため、ユダヤのベツレヘムという町に旅立ち、その旅先で主イエスが生まれました(ルカ2:4-7)。

救い主の誕生の地は、ガリラヤのナザレではなくユダヤのベツレヘムであることは、昔から預言されていたことでした(ミカ5:2)。聖書は、この世の様々な現実の中で起こったことを示しながら、主イエスの誕生の背後に、主なる神の導きがあったことを教えています。神は、一切の主権を持っておられるお方で、世の全てを支配しておられ、どのような現実の中でも、御言葉の約束を必ず成し遂げてくださるお方です。主なる神に全信頼を置いて、主に従って歩み続けましょう。

Ⅱ.あなたに告げられた救い主誕生の知らせ

救い主の誕生を最初に知らされたのは、羊飼いたちでした。これは、救い主の誕生が特別な人にではなく、羊飼いたちに代表されるような、ごく普通の人々、すなわち全ての人に告げられたことを示しています。

全ての人に告げられた救い主の誕生の知らせは、御使いが「あなたがたのために」と語っているように一人一人に告げられたことでもあります(ルカ2:11)。今、あなたにも語られている救いの招きに応えて、主イエスを救い主として心に迎え入れようではありませんか。

Ⅲ.救い主降誕のしるし

御使いは、羊飼いたちに救い主の誕生のしるしを教えます(ルカ2:12)。この「しるし」は、救い主である赤子を他の赤子と区別するためではなく、神の救いの恵み、「すばらしい喜び」が自分に与えられていることを確信させるためのものです。御使いの知らせを聞いて、救い主を探し当てた羊飼いたちは、主からの大きな喜びを自分たちのものとしたので「神をあがめ、賛美しながら帰って行った」(ルカ2:15-16)のです。

今も変わることのない主なる神は、私たちに「すばらしい喜び」である救い主イエスを与えてくださっています。私たちは、その「しるし」を礼拝で体験させていただいています。主を礼拝する場は、私たちが、喜びの訪れである主イエス・キリストと出会う「ベツレヘム」なのです。そして、毎週の主の日の礼拝でこの「しるし」を見た私たちは、「神をあがめ、賛美しながら」それぞれの生活へと帰って行き、キリストを証しするのです。

結 び

救い主の誕生は、全ての人に与えられた偉大な神の恵みです。誰でもこの救い主イエス・キリストを心に迎え入れ、信じるなら、状況や環境に左右されることのない神の「すばらしい喜び」に満たされます。キリストの御降誕を喜び、感謝し、この素晴らしい主を証しして行きましょう。

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