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『モーセのような預言者』

説教:髙橋正人師
聖書箇所 申命記18:1-8,15-22

はじめに

アドベントの第2週は、モーセを通して語られたメシア預言を見てまいります。

Ⅰ.神の民を導くお方

主はモーセを通して、約束の地を目前にしたイスラエルの民に、様々な戒めや約束を告げられました。その一つは、レビ人と祭司を尊ぶべきこと、そして全部族が一体となって彼らの生活を支えるべきことでした(申命記18:1-8)。それは、彼らとその子孫が、主のための奉仕に携わり続けるためであり、神の御言葉が語られ、全部族が神を覚えて神に仕えるためでした。

神の御言葉が語られることで、イスラエルの民は神を知り、神に生かされ、導かれて行きました。現代においても、神の御言葉は変わることなく、私たちに神を知らせ、私たちの歩みを導いてくださいます(詩篇119:105)。主イエスは、神の言葉が人となられたお方です(ヨハネ1:1)。主イエスから目を離さず、その御言葉に聞いて従い続けるとき、主からの大いなる幸いを頂くのです(詩篇119:103)。

Ⅱ.モーセ以上の預言者

神は、イスラエルが真の神を礼拝し、従って行くために、異邦の民の忌みきらうべきならわしをまねてはならないと、堅く禁じ戒めました(申命記18:9-14)。神は、イスラエルの民が神の語られることを聞くようにと、民の中からモーセのような預言者を起こすことを約束されました(申命記18:15)。

モーセの後、神によって預言者たちが起こされ、その時代の人々に神の御言葉が語られ続けました。「この終わりの時には」、旧約時代の人々が待ち望んだお方が、人として生まれてくださいました(ヘブル1:1-2)。モーセ以上のお方である神の御子イエスが、私たちと同じ人となってこの世に来られ、私たちの間に住まわれてご自身の言葉を語ってくださったのです。これがクリスマスの意味です。私たちは、この生ける神の御言葉である主イエスによって、真のいのちを得ることができることを感謝し、主の御名をほめたたえましょう。

Ⅲ.王、祭司、預言者なる主イエス

主は、イスラエルが神の民として整えられ、導かれていくために、さばきつかさや王、祭司、そして預言者の務めをする者たちを立ててくださいました(申命記16:18~18章)。

これは、現代の主イエスのもとに集められた新しいイスラエルである教会においても同じです。教会は、神によって召し出された者たちの群れで、王、祭司、預言者である主イエスによって、神の民として整えられ、導かれながら歩んで行く群れです。神の民とされた私たちは、次に、私たち自身が、神によって預言者、祭司、王として立てられた者として、この世に遣わされていることを覚えて、御霊に導かれて、主イエスを証しして行こうではありませんか。

結 び

私たちは、真の王、祭司、預言者である主イエスによって救われ、キリストの体である教会に連なる者とされました。神の民とされた私たち教会は、主から委ねられた王、祭司、預言者としての働きをもって、人々に主の救いを伝えて行こうではありませんか。

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